バイトに賞与無しは違法 真意を読み解く

大阪高裁で「バイトの賞与無しは違法」という判決が出たようだが、「責任感が違うのに賞与出すのはどうか」「年齢や成績に関わらず賞与が同じなのはどうか」などと偏った意見が出ているので真意を読み解くことにしよう。報道を詳しく読めば誤解も解けるはずだ。

報道では「賞与は働いたことに対する対価」とある通り、その会社ではおそらく基本給の何ヶ月分といった賞与の算定方式を採用していたのだろう。例えば全員賞与の3ヶ月分支給であれば、基本給はそれぞれ異なっても賞与の算定基準自体は皆同じと言うことになる。
例えば学生のアルバイトで一日2~3時間、週3日程度の勤務というのであれば賞与が出なくても当たり前(便宜を図ってプチボーナスみたいな感じで支給している職場もある)だが、正社員と同じような仕事をしていて、かつ正社員と同じ時間、例えば週5日で週40時間程度働いているのであれば正社員、契約社員、パート社員などその雇用の形態にかかわらず賞与を支給すべきと言うのが今回の判決だろう。ただ報道だけを切り取れば「バイトに賞与無しは違法」という風に伝わってしまうが、仕事内容や勤務時間が正社員と同じであればそれは肩書きの違いだけであってやってることは正社員と同じなのだから同じ金額を支給しましょうよというのが判決の本意だろう。判決では全く同じというのは無理だから契約社員が8割ならバイトは6割でしょうとそこは妥協したようだが、支給されるのとされないのでは大きな違いである。
とはいえ他人が自分より多くもらっているのは憎いとか下克上されるのは嫌だとかそういう気持ちで批判している人もいるのかもしれないが、海外では同一労働同一賃金は当たり前だ。その最たる例がコストコで、正社員もパートもあまり時給に大きな違いはない。パートでも出世すれば正社員以上の待遇になるのではないかという書き方にもなっている。スタバの時給設定もかなり幅を持たせており、仕事できる人はどんどん上げますよという姿勢の表れだ。

日本は人件費節約のために都合の良い「契約社員」とか「派遣社員」みたいな妙な肩書きを付けているが、こういうのがある限りアベノミクスが進むことはないのだろう。社員といいつつ実態は時給制でいつクビになるか分からないのが現状だ。「正社員」以外は身分の保障が一切ない。最高裁まで行くのかは分からないが、同一労働同一賃金を踏まえた判決が出たのは画期的と言えるだろう。

JRA女性騎手初 藤田菜七子フェブラリーS参戦

JRAの女性騎手といえば今まで結果を残せず引退や休止する人が多い世界であったが、藤田菜七子騎手の活躍は大いにスポーツ紙を賑わせている。特にここ最近は報道が熱い。それはJRAの女性騎手として初めて2月17日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(GⅠ)への参戦だ。しかも21歳でというのだから驚きだ。

乗る馬はコパノキッキングで、過去7回勝利して順調に進み、GⅢで二回1着を取って見込みもあるというか他の出走馬に比べると劣るかもしれないが正直もっと上のレベルの騎手にオファーがかかってもおかしくない馬だ。その馬を競馬界ではまだまだ経験の少ない彼女に託すのだから凄いとしか言いようがない。またオーナーは界隈では有名なDr.コパで、馬主側からオファーしたとのこと。本人は報道のインタビューで「突然ではない」と言っているが突然なのは明らかだ。「風水で診断したら彼女が」ということだが、その裏には競馬界を盛り上げたい一心があるのだろう。

昨年の有馬記念も平地での経験が少ない障害馬オジュウチョウサンに武豊が騎乗して話題になったが、今回もそれと同じようなものではないだろうか。もちろん勝つことは大事だが、勝負は勝ち負けだけではなく経験だ、今後の騎手人生において大きなプラスになる、楽しんでこればいいみたいなスタンスも大きいだろう。JRAとしても話題性が欲しい所で動員数が増えれば入場料も取れる。新聞社もスポーツ紙や競馬新聞が売れる。いかに競馬に詳しくない外の人を呼び込むかが競馬界で求められている中、女性騎手がGⅠとなればこれ以上の物はないだろう。利益や勝ち負けを気にするオーナーも多い中、「幸いにも馬主なのでファンの見たい競馬を見せてあげられる」みたいなコメントもあったがこれらのように広い心で若い騎手の成長を応援するオーナーが今後も出てくることを願いたい。勿論結果も楽しみだ。もし興味のある人は実際に17日東京競馬場に行ってみてほしい。

冬の方が燃費が悪くなる理由4つ

「暖房はエンジンの熱を使うから冬の方が燃費が良い」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、半分本当ですが半分嘘です。
私の車は通信ナビで燃費記録機能があり、半年前まで記録されているので9/1と2/8の同時刻同コース(3.8km)で比較した結果、17.1km/l→13.9km/lと冬の方が明らかに燃費が悪い結果になりました。これには理由がいくつか考えられます。

1.曇り取りを使うため
夏の熱気は窓を開けて熱気を追い出せば冷房の風量は中ぐらいでも何とか我慢できますが、冬はガラスの氷を溶かすために温度は最高、風量も最大で5分以上吹かさないと氷が溶けません。エアコンそのものは冬の方がエンジンの暖気を使うので有利ですが、エアコンの風量、つまりモーターを回すのはダイレクトに燃費に響きます。
2.寒い時期のエンジン始動は負荷がかかるため
上でエアコンの話をしましたが、そもそもエンジンを暖めるのにはガソリンが必要です。いきなりエンジンを掛けても熱風が出るわけではありません。風呂沸かし機と同じで例えば40度にするために夏で気温30度なら10度足せば良いだけですが、冬で-5度なら35度足す必要があります。かなりの負荷がかかることが分かりますね。
3.バッテリーは冬が苦手
スマホの電池持ちが冬になると悪くなるのと同じで、車のバッテリーも冬になると電池性能が劣化します。バッテリーの充電が規定量を下回った場合、車はエンジンの出力を上げてそれを補おうとします。
4.道が凍っていて速度が出ないため
タイヤのグリップ力という点で考えると、凍っている道を走るためにはそうでない場合に比べて力が必要です。滑るというか空回りするような感じですかね。回転数までは私も見ていませんが、同じ道を同じ速度で夏と冬走ったとしても回転数は同じではないと思います。

私の車では夏と冬では2割程度燃費が違いますが、冬の燃費の低さは何か車に原因があるのではなくて季節柄そういうものだということで受け入れるしかないのでしょう。