バーガーキング5月末で大量閉店 閉まる理由を本社に聞いてみた

バーガーキングの国内99店舗のうち、22店舗が5月末に大量閉店するという情報がネット上で話題になっている。早い所は5月24日で閉店する。ある閉店するバーガーキング店舗に18日の午前中に寄ってみたが、閉店の情報を耳にしたのか既に大行列になっていた。普段はすぐに提供されるバーガーが30分並んでようやくレジ、かつその後も受け取れるまで30分待ち、なんと合計1時間待ちになっていたぐらいである。

(写真)閉店する店で食べたダブルワッパーチーズセット2人分 各1,160円
理由は?と煽っておきながら分かりませんでしたというサイトも多いが当方ちょうど数ヶ月前にバーガーキングに問い合わせをしており、その流れで今回理由を聞いたところ以下のような実のある答えが返ってきた。
長きに渡りご贔屓頂いております大切なお客様を残念なお気持ちにさせてしまい、本当に申し訳なく思っております。
今回の大規模な閉店理由としては、日本国内におけるバーガーキングの成長戦略を加速していくために、検討を重ねたうえ決定したものです。今後は新規出店を積極的に行っていく予定であり、新たな出店を予定しております。引き続き、お客様に気持ちよくご利用頂けますよう、従業員一同、努めて参ります。何卒、変らぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

その他にもこれは当方の推測だが、大きく理由は三つあるのではないかと考える。
・売上の低い店舗
純粋に売上が前年比でかなり落ちているなど、人件費や地代を考えると赤字になる店舗は経営側としても当然閉めるべきという判断になってしまう。今年の秋には増税も噂されており、最低賃金が3%以上上がるのは確実だ。特に外食業は持ち帰りか店内で飲食か聞くというオペレーションも増える。人手が十分でなくこれらの負担に将来耐えられない店舗は閉店という判断は妥当だろう。
・マクドナルドなど競合と被る店舗
ある閉店するバーガーキングの店舗は、車で入りづらい、マクドナルドに徒歩で行けるというような店舗や、コンビニに挟まれている店舗もあった。あるいは同じショッピングモール内にマクドナルドがある、というケースもあった。戦略的にマクドナルドの近くに出店した、一種のドミナント戦略と言えるのかもしれないが、このようなドミナントはお互いにとっていい事は無い。マクドナルドを崩せなかったということだろう。
・全体として売上を伸ばせなかった
これはチェーン全体の問題だが、メニューが分かりづらいという点がある。セットを頼むとドリンクを聞かれるが、ドリンク一覧の文字が小さくて読みづらいなど。とにかくメニューはシンプルにしないといけない。「安い」「早い」「うまい」を求める日本人にとって、時間はかかるが高くて高品質、というのがバーガーを食べる客に求められていたかというのは考える必要がある。少なくともマクドナルドはそこまでこだわってはいないし、マクドナルドのバーガーは効率重視のためぐちゃぐちゃであることもよくあるが、我慢して食べるか文句を言うかは別として、なんだかんだ結局安いから皆利用している側面はある。またテレビCMなどを中心としたブランドの宣伝、ハッピーセットなど子ども向けの宣伝が弱かったのではないかとも考える。

当方JAF会員であるが、バーガーキングのJAF特典がこの春からワッパージュニア100円引きから全品5%引きに変更されていた。金額によっては5%引きの方が使いやすい人もいるかもしれないのでこれをどう捉えるかは個人の解釈によるが、私は縮小と考えている。今回は閉店第一弾であって、大規模な閉店が今後起こりうるかもしれないので引き続き注視すると共に、閉店する店の近隣地域の人はその場所では二度と食べられないことになるので閉店前にガッツリと食べておくことをお勧めしたい。

セブン、見切り容認へ 自動値引しポイント還元

セブンイレブンが今年の秋から消費期限の3~4時間前にレジで自動で値引きするシステムを全店に導入するという報道があった。対象はおにぎりや弁当などといった中食500品目で、客は定価で購入するが値引分5%は本部負担でnanacoのポイント還元にする仕組みだ。これは本日朝6時時点では他ではまだ報道されておらず、読売新聞の一面にのみ掲載されている報道だ。

これにはいくつかの狙いがある。まず一つ目は株価対策である。
セブンイレブンの株は5,100円を付けていた時と比べると3,700円前後で推移しており1,400円も低下している。時価総額ベースで言うと1.24兆ぐらいが吹っ飛んでいる計算だ。10年後に紙袋にする発表も逆効果で5/14に年初来安値を再び更新するなど毎日のように下がっており、さすがに会社としても無視できないレベルになってきたので、株主に納得頂ける施策を急いで発表しないと株主総会が大変な事になると考えたのだろう。

二つ目は世論の批判をかわす狙いだ。コンビニは定価販売によってそのブランドを維持し大量廃棄・大量発注を繰り返す事で本部は儲かるというのが販売手法の基本で、廃棄は原則店の負担だ。その穴をかいくぐる値引き、見切り販売は本部は推奨しないという立場である。やった店には「運営継続が困難と危惧しております」「契約更新が難しくなるかもしれませんね」などと脅して本部の方針を徹底してきた。それでもやっている店はクビ覚悟、逆に言えばほとんどは契約解除されたくないから方針を守っているのが実態で、見切りをやっている店は全体の1%以下と言われている。しかし、今回の値引は店負担ではなく本部負担で行い、さらにレジのソフトを更新して全店に適用するという。そうなれば今までの本部社員がやってきた個店対応で脅す術は使えなくなる。報道で誤解をしている人が多いので追記するが、”3~4時間前の5%”が本部負担であって、それでも売れずに消費期限2時間前に撤去した商品の原価は変わらず全額加盟店負担である。全てが本部負担に変わったわけではない。

最近セブン内でも「廃棄を増やす」「棚を常に満杯」という指導から「廃棄を減らす」「売り切る」指導に変わってきたという内部情報もあり、今までの大量発注を是とする指導、廃棄を増やす指導は世論とは真逆の方向を行っていた事にようやく気づいたようである。幼い頃に習ったご飯を大事にする事を無視する運営、貧困の国々にとって期限切れでもまだ食べられる物を平気で捨てている実態はフードロスの問題として大きく取り沙汰されている。この施策によって本部の負担は増えることになるが、一方で店員が値引きシールを貼るのであれば店員の仕事も増えることにもなるが、その点はどう考えているのだろうか。あくまで購入は定価でポイント還元の形にしているのは客の混乱を防ぐため、他の商品への影響を最小限に抑えるためだと思われるが、ネットでは「たった5%?スーパーは30%だぞ」という声や、高額法外チャージや時短営業への批判の目くらましではないか、本質的な解決策ではない、世論の批判の高まりを受けたら方針転換する手の平返しは頂けないという声もある。この施策が他のチェーンにも広まりを見せるのか今後の動向を見守る必要があるだろう。

au新料金プラン最大4割引完全攻略 単身には恩恵なし?!

auの新料金プランが複雑怪奇で読み取れないという人が多いが、仕組みは単純で全員一律4割引という仕組みではなく、「固定電話もない、家族契約でもない単身だけの人は割り引きません」ということだ。
auスマートバリューとは、auの提供するネット+電話またはスマートポートと同時契約で割引される仕組みのことだ。これに加入しないと最大割引が得られないので販売店は強く加入を勧めていくはずだ。これに入る事を前提で割引額を強調しているのでいわゆる抱き合わせ販売だ。

□auフラットプラン7プラス
7GB+人気のSNS使い放題、それ以降は300kbps
料金 5,480
スマバリュ -1,000
家族割プラス 3人 -1,000、2人 -500、1人 0
家族CP(~9/30) -1,000
例(家族3人でCP適用) 2,480
例(単身で割引なし) 5,480

□auデータMAX
容量制限なし(テザリングは月20GBまで、それ以降は128kbps)
料金 8,980
スマバリュ -1,000
家族割プラス 3人 -1,000、2人 -500、1人 0
スタートCP(6ヶ月) -1,000
家族CP(~9/30) -1,000
例(家族3人でCP適用) 4,980
例(単身で割引なし) 8,980

□新ピタットプラン
使った容量に応じて3段階の料金が自動で適用
料金 ~1GB:2,980 ~4GB:4,480 ~7GB:5,980
スマバリュ -500(1GBは適用なし)
家族割プラス 3人 -1,000、2人 -500、1人 0
家族CP(~9/30) -1,000
例(1GB家族3人でCP適用) 980
例(1GB単身で割引なし) 2,980

□通話料
全プラン共通 20円/30秒
通話定額プラン(オプション)
・通話定額ライト(5分以内無料) 700 (12ヶ月間はCPで-200)
・通話定額(完全無料) 1,700

この3つのプランは完全に性質が異なるので、日々のデータの使い方に合わせて適切なプランを選択することが必要だ。これを見ると、「スマートバリューに加入しない」「単身」の場合は期間限定のキャンペーン割引しか適用されず、そのキャンペーンが終わると一番高い料金設定になり、無制限のデータMAXプランを除いては下手すれば他のプランの方が安いという事も考えられる。ちなみに米粒ほどの小さい文字で書かれているが、これらの料金は2年契約を前提とした料金で、実質の2年縛りであり途中解約した場合は9,500円の解除料がかかるほか、機種購入を伴わない他の料金プランへの変更ができないようになっている。料金比較でよく4,900円の1GBのスーパーカケホが引き合いに出されるが、これは端末購入補助(毎月割)があるのでこれとの比較は不適切だ。端末購入補助のない分離プランである今のピタット(スーパーカケホ)が3,480円で、新ピタットの1GBに通話定額ライトを足すと3,680円であり200円値上がりしていることになる。(ここの帳尻を合わせるために一年間200円引くCPで実質は同じですよと宣伝するに違いない)新プランの唯一のメリットはテザリングが無料になったことぐらいで、2年縛り強制・料金プランの変更ができないことを考えると前者の方がお得なのは間違いない。
今回auが政府の4割引要請に対して示した答えは全員に対して純粋に4割引とするのではなく「3人以上で契約すること」「スマートバリューに加入すること」この2つの条件が整って初めて政府の条件を満たす4割引になるもので、9/30までのキャンペーン割引や6ヶ月間限定のキャンペーン割引も計算に入れるのであればその期間だけ4割引で、それ以降は4割引では無いと言うことになる。政府が横やりを入れるとキャリアはまた複雑怪奇な料金プランを出してきて、政府が求めている単純なプランとの逆方向を突き進んでいるのが現状で結局困るのは消費者である。政府もきちんと「○○加入、△△加入などの条件一切無し、期間限定のCP禁止、新しいプランを作るのも禁止。今のプランの1GBあたりのパケット単価を下げよ。下げなければ指導」などというように、通信会社の逃げ道を作れないしっかりとした指示を出す必要があるだろう。