圏央道4車線化が、31日15時から茨城・埼玉の一部区間で開始された。久喜白岡~幸手の8.5kmと境古河~坂東の9.1kmであり、当該区間では最高速度が80km/hに変更される。圏央道は2014年頃から建設が進み蓋を開けてみたら交通量が予想より多く2018年頃に4車線化が決定、それから5年近い長い年月が掛かっており、その間の渋滞等による時間ロスは非常に大きな物であったのは言うまでもない。実際に当該区間を走ってみた。
真新しい綺麗な舗装と綺麗な車線、そして未来を思わせる圏央道の景色である。4車線になった圏央道はより輝きを増しているように見えた。ガードレール等の構造物も全て新品であり、違う高速道路を走っているかのようである。
この区間は最高速度が80km/hになっており、片側2車線だからと100出すと取締りに遭うので注意してもらいたい。
境古河から先は片側1車線に戻るが、この部分も工事は始まっており完了次第供用されるのだろう。圏央道は東京と繋がった事で交通量が激増しているのは言うまでもない。未来に向かって突き進んでいる穏やかな風景が垣間見える埼玉・茨城区間の圏央道は個人的に好きな所であり、残りの区間も予算を引き上げて早急に工事を完了してもらいたいものである。
高速道路の交互通行は非常に危険であり、早急に是正すべきである。民主党の事業仕分けからの流れで道路の予算をケチる方向になっているのかもしれないが、誰のおかげで宅急便が受け取れて米や野菜が食べられているのか考えるべきで高速道路は道路を作るのではなく未来を作る仕事であり、目先の交通量に囚われず道路に潤沢な予算を確保して早急に拡幅すべきである。常総市の桜スポットを見ながらそのような事を回想した所であるが、興味のある人はぜひ走ってみてもらいたい。
新東名「自動運転レーン」検討 やるなら片側4車線にすべき
新東名において自動運転トラック等を走らせる「自動運転レーン」を検討するという記事が出ていたが、そのようなレーンを整備する事は否定せずむしろ推進すべきであるが、仮に専用とするのであれば片側4車線にすべきである。
新東名静岡区間は猪瀬ポール撤去により片側3車線での運用が開始され当時からネット民の殆どが「あのポールは撤去しろ」と言っていた上、走行したユーザーの9割以上が拡幅に賛成しているはずであり、専用レーンを作って1車線分を潰すような事は絶対にあってはならず、一般の自動車が走れる車線は絶対に片側3車線を維持すべきである。仮にそれをやるのであれば優先にするか、線だけ引き直して片側4車線にすべきである。新東名静岡区間はアウトバーンと同じ道路幅で設計されていて片側4車線に路肩を付けても十分走れる構造になっているのは都内で電車通勤する政治家には分からないかもしれないが、実際に走ってみれば分かるはずであり、ネクスコも「未来の高速道路」「更に進化する新東名」と謳っているのであれば自動運転レーンと片側4車線をセットで進めてもらいたいものである。
電力会社カルテルで課徴金1000億超 関電自主申告も中部電は提訴検討
電力会社同士が互いに営業エリアを申し合わせカルテルを結んでいたとして、関西電力・中部電力・中国電力・九州電力に総額1000億円の課徴金を支払うよう求める是正措置命令が出された。関西電力は最初に違反を自主申告した為課徴金が免除され九州電力も3割減免されるようであるが、中部電力は「一部齟齬がある」として公取を訴える方針。
このニュースが大きい割にあまり世間で注目されていない理由は、やっぱそうだよねとかそんなもんだよねと思っている庶民も多いだろうが、一番は東電が抜けている点だろう。東電が入っていれば大炎上していただろうが、炎上の主がいない事であまり燃えていない印象である。「四国はカルテルにすら入れてもらえない」と四国の独立性を揶揄するような意見も存在する。
違反を指摘された電力会社の反応が各々違っているのも面白い所である。
関電:コメントは控える(チクったおかげで課徴金免除で助かったわ)
中部電:提訴検討(裏切りやがって~)
中国電:全面謝罪で会長・社長辞任予定
九州電:ノーコメント
課徴金1000億で過去最高という報道も出ていたが、仮に会社がそれを支払うとしても会社は客の電力料金から収入を得ている訳で、客が課徴金を支払う構図になっていると言っても過言では無い。電力会社の値上げ率算定に影響が出る可能性もあり得る。国のお小遣い稼ぎで今後このようなニュースが増えていく可能性は高い訳で、各社ともに取引先との取引には気を使ってもらいたい物である。