コンビニオーナー皆無で窮地 頼みの綱は独身・外国人?

コンビニオーナーの成り手が極端に減っていて本部が窮地に陥っているようだ。昨今の報道の影響で今から新規は普通の日本人であればしないし、仕事を失った、よっぽどお金に困っているなどの最終手段でない限りは検討すらしないだろう。イメージがダダ下がりなので、それらを見聞きした人は説明会すら行かないはずだ。また10店舗程度出していたメガ法人も手が回らないという理由で店舗数大幅減したり、家族で息子に店を継がせる計画だった家庭でも、息子が引き継ぎを拒否して他のオーナーに打診という光景も見られるようだ。他人に店を譲る場合は低日販では譲ってくれないから、そのような店は完全閉店するしかない。

さて昨今のオーナー不足の状況にあっても本部は独身でも独立とか、お金がなくても独立とか、半年間給与あげるから独立とか、色々な策を考えてきたわけだが、それでも希望者が少ないので最近は「外国人」に力を入れているようだ。外国人は日本人のように金にがめついわけではなく、お金がもらえるだけでもありがたいという考えであるから、本部にとっても都合がよい。日本は年功序列が多いので50代や60代でオーナーになると前職より収入が低く不満を感じるケースが多いが、外国は必ずしもそうではない。多くの場合、日本人の配偶者がいて永住権があればOKとしているチェーンが多いようだ。

しかし、コンビニは接客業であり、1秒でも早く帰りたい、急いでいる客の意向を素早く聞き取り応対する事が求められる。日本語がうまく話せないと人材採用などで苦労が生じるほか、日常業務や接客などにも影響が出て、クレームの嵐になることもある。言語としての日本語、文字としての日本語の両方が支障なく読み書きできないとたとえ外国人であってもオーナーになるのは難しいだろう。また「オーナー」というと聞こえはいいが、実際は本部の雇われ店長に過ぎない事に留意しなければいけない。そして、コンビニはインフラと呼ばれているが、そのインフラの基盤が外国人従業員、ましてや外国人オーナーでいいのかという疑問は残る。これからコンビニには日本人従業員は残らず淘汰されて外国人従業員になり、オーナーも外国人が増えていくことは言うまでもないだろう。最終的には店舗削減、時短、無人化に舵を切ることになるだろうが、それまでに日本人従業員やオーナーに向けた有効な対策を本部が打ち出さないとコンビニ自体が日本から消えてしまう日も近いかもしれない。

日本人はワガママ?外国人のほうが挨拶丁寧?

接客をしていると、日本人の粗が目立つケースが多い。例えばドアを閉めない、列に並べない、待てない、横から割り込む、「うん」「あっためて」などのタメ語口調での命令、袋や箸やスプーンなどの必要数以上の要求、小銭を投げる、叩きつける、などである。スマホの普及によってより早く情報が取得できるようになり、支払いもスピーディーで済むのはよくなったが、一方、待てない客、せっかちな客、ワガママな客が増えているように感じている。そもそも待てないのならば店に来るなという話である。
それに比べて、稀に外国人が客としてくることもあるが、外国人のほうが「お願いします」「ありがとうございます」など客のほうから言ってくることが多い。日本人が忘れているあいさつの基本を外国人のほうができているという点で外国人を見習わなければいけない現状は、恥ずべきことではないだろうか。
より早く、スピーディーな時代になるのはいい事であるが、一方でゆとりがないから、時間に余裕がないからなどと、そのストレスを店員に押し付けたりするのはよくない。政府は外国人を増やしていくようであるが、同時に日本人のマナー向上も求められているのではないだろうか。

外国人を雇う時の注意点と問題点9つ

コンビニや外食などで顕著な人手不足だが、それらの人手不足を埋め合わせているのが外国人だ。
外国から見れば日本は治安も食事も安全安心で時給も高く働きやすいと評判だが、一方それを逆手に許可証等の偽造や変造をしてまで日本でたくさん働きたいという外国人も増えている。外国人を雇う時に許可証等を確認するのはもちろんだが、それが正規の物かどうかも確認する必要がある。後でそれがバレた場合、罰せられるのは雇用主なので注意が必要だ。

・健康診断させる
一部の国では麻疹(はしか)などが流行っているため、体温計を常備しておき平熱か、あるいは近くの病院やクリニック等で健康診断させて異常なしと判断した人のみ雇うこと。はしかは空気感染してインフルエンザウイルスより感染力が強いと言われているため、他の従業員にも広めてしまう恐れがある。
・週28時間(長期休暇中は一日8時間・週40時間)を超える就労は不可能
留学生は本来学業目的がほとんどで、稼ぐために日本に来ているのではない。在留カードの表面が就労不可となっていて裏面で例外として認めているのはその為だ。学生なのにその本分を忘れて「稼ぎたい」「週40時間も50時間も入りたい」などと言ってくる場合もあるが、規則は規則なのでとキッチリ断らなければならない。面接の段階で「休暇中か?そうでないか?」「週28時間までしか入れないがそれでもいいか?」「稼ぐ目的ならヨソのお店へどうぞ」などとふるいに掛けることが重要だ。
また外国人だから労基法適用除外になる訳ではなく、日本の労働基準法が適用される。一日12時間などの就労は違法になるので注意が必要だ。
・学生は学生証を確認
学生の場合は面接時点で学生証の提示を求め、必ずその場で学生証のコピーを取るようにしよう。
・旅券、住民票を確認
やましいことがある人はそもそも住民票を取得できないのでここで引っかかる。旅券や住民票の提示を求め、持っていない場合や本人の物でない場合は採用を拒否しよう。証明書等は二重三重で確認するのが原則だ。
・ICを読み取って情報を確認
在留カード内にはICチップが内蔵されているので、仕様に従えば中身を読み取ることができる。NFCがついているスマホであれば「在留カード読み取りアプリ」などで検索すれば多数ヒットするのでそれを利用すれば簡単に判別できるはずだ。スマホがない環境でも、店の電子マネー読み取り機にかざしてエラーの反応をすれば本物、反応しなければ偽物である。もしICが読み取れたとしても早急にOKとするのではなく、必ず記載内容が本人の物か、顔写真は本人と合致しているかを確認しよう。
・ホログラムを確認
最近は偽物も巧妙な作りになっているようでホログラムは意味がなくなりつつあるようだが、これも入国管理局のページに詳細が公開されている。
・右上の番号を入力して照会
右上の番号を入国管理局のページから照会すると、そのカードが正しいものかどうかを判別できる。
・有効期限を確認
正しい在留カードが出されたとしても、期限が切れている場合があるので必ず期限を確認しよう。
・毎月抜き打ちチェックさせる
偽造カードであれば面接の時だけ手配して後は本人に返すなどする可能性が高い。これを逆に考えれば本来在留カードは本人が常に携帯していなければならない。車の免許証と同じだ。であれば毎日チェックさせるぐらいの責任を雇用主も持たないといけない。毎日が難しければ毎月でもよいのでカードを提示させてICを読み取り中身を確認することが重要だ。

雇用側も人手不足でいちいち確認していられない本音もあるかもしれないが、偽造カードであった場合摘発されるという点においては日本人を雇うよりリスクが高い。一部チェーンではシニアや外国人の積極採用を推奨している場合もあるが、身を守るために外国人は一切採用しない、または採用する場合でも正式なカードである事を確認することが求められるだろう。