カルビー、ポテチの賞味期限2ヶ月延長へ

カルビーが、ポテトチップスの賞味期限を4ヶ月から6ヶ月にすると発表した。これはコンビニやスーパーなど小売業に携わっている人であれば誰もが思っているはずであるが、はっきり言って4ヶ月の設定は短すぎる。特にカルビーの商品だけ短いような印象があるのだ。6ヶ月の設定でも短いと言えるかもしれないが、2ヶ月あれば売れない商品も売れるかもしれないわけで、その点では一歩前進と言えるだろう。これは私が直接カルビーのお客様相談室に要望を出した経緯があり、社内で検討されて実現したものではないかと考える。
まず、4ヶ月というのは短すぎるのである。製造して既に数ヶ月経っている商品がお店には届くわけで、そうすると実際に売り場に並べられる期間は1~2ヶ月あるかないかだ。当然、売れる定番商品は回転するのでそれでもいいかもしれないが、売れない商品は廃棄となる。賞味期限の過ぎた商品は(いくら食べられるとしても)売る事ができないので、店の負担で廃棄するしかない。食品ロス削減法案が可決された現在、いくら風味がどうこう、といってもまだ食べられる物を賞味期限という枠組みで捨ててしまう、というのは食品ロス削減法案の趣旨に反するのだ。メールフォームに「6ヶ月程度に延長して欲しい」と要望したらその通りになったので、カルビーはマジョリティの意見も真摯に対応する神企業と言えるだろう。

まずはポテトチップスの業界最大手のカルビーが動いたことで、他の湖池屋なども追従してくる可能性は高い。「添加物や保存料を増やさず、企業独自の工夫で期限を延長する」が現在のトレンドであり、期限を長くすることはメーカーにとっても卸からの返品が減るという点でメリットが大きいはずだ。また期限印字ソフトの書き換えだけで済むので大規模な投資も不要だ。カップ麺メーカーも、一部の商品ではあるが賞味期限の短い商品がある。カップ麺はポテチより日持ちするはずで、1年ぐらい持つはずだ。中には4ヶ月程度のカップ麺もある。フードロスの削減、および店員の廃棄処理の作業削減のために、ポテチ業界、カップ麺業界だけと言わず、食品業界全体で検討すべき大きな課題ではないだろうか。