セブン、コード決済に対応 イメージ払拭急ぐ?

例の24時間営業の問題を皮切りに株価急落、いなりを実質値上げしてネットで炎上など問題が多いセブンだが、最近相次いで施策を打ち出しイメージの払拭を急いでいる。レジ袋を紙袋にするという発表をしたが「10年後?」と世間に失笑されて不発となったため、レジでの自動値引き施策を発表し株価は多少回復したようであるが、ネットで不便の声が上がっていたコード決済(ペイペイ、LINE Pay等)も7月から対応すると発表があった。

セブンは基本的に自社のブランド戦略を推進、あるいはオペレーション重視のため、他社との連携は消極的であり今まではしてこなかった。自社ブランドこそが最強であり他社に手数料を払ってまで対応することはしたくないという考えである。他社の宅配サービスを受け入れることは自社の宅配サービスに影響が出る、他社の支払い方法を受け入れることは自社のnanacoに影響が出る、という姿勢で常にセブンというブランドは最強でありカニバリを意識している背景があるようだ。そのため永遠に対応しない、あるいは対応するとしても他CVSの意向を見つつ他社の1~3年遅れで対応するのが通常であるが、今回は客離れが尋常でないペースで進んでいる、かつ「世論に背くとどうなるか」を強く学習したようで、比較的早いペースでの対応となった。

コンビニチェーンはこれまでイメージで商品を売ってきただけに、イメージが下がると露骨な客離れを起こすのは言うまでもない。世の中が多様化してダイバーシティと言われている今の時代にセブンの王者戦略が合わなくなってきているのもまた事実で、客は柔軟に対応してくれるコンビニチェーンに流れる。柔軟というのは単に多様な支払い方法を提供するだけでなく、あらゆる事において多様な選択肢を提供する事である。ステルス値上げをしないなど客との”コミュニケーション”が取れているか、加盟店に対しても抜本的な時短やチャージ見直しを含めた”コミュニケーション”がしっかり取れているか。多様な選択肢を提供する事が今後のチェーン生き残りには必要不可欠なのかもしれない。