大きな国道や高速道路等でワイファイのようなマークとともに「道路交通情報」というような看板を見かけたことはないでしょうか?聞いたこともない、興味も無い、何かあった時聞いている、道路オタクなので高速乗る度聞いている等様々な人がいると思いますが、この周波数に合わせると交通情報や渋滞情報を聞くことができます。さてこの周波数はほとんどが1620kHzですが、ナビやオーディオでは1620kHzと1629kHzの両方が用意されています。なぜ両方あるのか、何か理由があるのか、地域で分けているのかネクスコ中日本に聞いてみました。
ハイウェイラジオで使用している周波数は、総務省より道路管理用として割り当てられた周波数です。割り当てられた周波数としては、1620kHzまたは1629kHzがありますが、基本的には、全国統一で道路交通情報を提供する周波数として1620kHzを使用しています。そのため、1629kHzの周波数は、NEXCO中日本では使用しておりません。1620kHzでの放送に混信がみられるときに1629kHzを使用することも可能ですが、NEXCO東日本やNEXCO西日本で使用しているかどうかは、弊社ではわかりかねます。
ということで、原則1620kHzでの放送で、混信が見られるなど一部地域では例外として1629kHzを使用しているという回答でした。(wikipediaにも1629kHzは割り当てはあるが使用されていないという記載があります。理論上、810kHzのラジオ局が近くにあると混信する計算になります)他社はどうか分からないという回答でしたが、ネクスコ東日本管轄の高速を走ったこともありますが1620kHzでしたので、ほぼ日本全国1620kHzで統一されている物と思われます。なぜ使いもしないオプションがナビやオーディオに用意されているのかと疑問に思った人もいるかもしれませんが、混信用と考えれば納得ですね。聞いたことがない人は、ワイファイのマークを見かけたら是非周波数を合わせて交通情報を聞いてみて下さい。
