コンビニ店員のケガが多い理由

コンビニ店員はバーコードをスキャンするだけだからケガなどしないはずでしょ、と思われがちだが、デスクワークの正社員に比べれば手や腕の傷は明らかに多い。
その理由は大きく二つある。

1.納品オリコン、番重の積み上げや積み下ろし
多くの店では品出しが終わった空の納品オリコンや番重は、外に出さなければならない。外に出さないと業者が持って行ってくれないからだ。スーパーなどと違ってキャリー付きのカゴ納品ではなく、そのチェーン独自のものを用いているが、これは積み上げた時に倒れやすいというリスクがある。一段200gとしても15段なら3kgだ。積み上げて運んでいる時はいいものの、下す時に崩れて指が傷つくケースが多い。傷と言っても1週間程度で治るようなケガではあるが。

2.ウォークインのペットボトルケース
自販機の補充している光景を見たことがある人も多いかもしれないが、飲料は基本的に段ボールのケースで納品される。コンビニだからバラで納品とかはなく、容赦なく24本入りのケースで送り込んでくる。このケースを開けるのが非常に硬く、軍手がないと指を切ってしまうのだ。軍手を使えという話かもしれないが、コンビニ店員の多くはいつレジに呼ばれるかわからないので軍手などしている暇がない。また軍手をすると効率が落ちてしまう。自販機補充と違って乾燥している冷蔵室での作業で種類も数も多く手が切れる確率は高い。ウォークインをやるとほぼ必ず手が切れるのでやりたがらない人が多い。
これらは一ケース12kg以上あるので誤って落として足に当たるのも危険だ。冷凍で納品される揚げ物のケースも同様だ。

手を怪我しているコンビニ店員は結構多いが、これは最低賃金ですべてのスタッフに重労働、体力労働をさせるこのような業務構造が原因だ。最低賃金でケガするような業種に人は集まらない。働き方改革が叫ばれている中、このような業務構造も見直す必要があるだろう。