草抜きを命令?コンビニのスーパーバイザーの実態

各コンビニ店舗にはスーパーバイザーという本部社員が配属されていて会社によってSVだのOFCだのと名前は変わるがやっていることは一緒である。仕事としては普段は営業所に詰めて事務作業や会議だが、新規開店時はレジ打ちの応援、それ以外は週1~2日程度持ち店舗を巡回してオーナーと会話し、新商品や施策の説明、販促物のチェックなどをして回るのである。今回は多くが語られないスーパーバイザーの実態について暴露していくことにしよう。

・草抜きを命令
店舗は美しくなければいけないという謎の観念に駆られているので、アイスケースのホコリやレジのホコリ、ATMのホコリ、コピー機のホコリ、軒下のクモの巣、晴れなのに傘立てが立っている、等どうでもいいことを指摘してくる。中には自分で掃除する優秀な人もいるが、ほとんどは店長や店長クラスの主婦に命令して帰っていくだけだ。棚掃除しろとか訳の分からないことを言う人もいるが、コンビニの限られた人員でそれをやるのは無茶だ。専門の業者を雇ってやらせればいい。それをやって売上が上がるならやるが上がった例しがない。
・新商品や施策の説明はウソ、実態は営業
スーパーバイザーはコンサルタントで本部との橋渡しとなって新商品や施策を説明しますとあるが、実際は口癖のように「新商品ですから○個取ってください」「セール中ですから初回最低10個は取ってください」「今回はSNSで話題です」と何かに納得しそうな理由を付けて取れ取れと言ってくるだけだ。何個取らせたかがSVの成績になるのでやたらとうるさいのだ。もちろんたくさん取って廃棄になっても廃棄金額を被るのは店であり本部社員は関係無い。本部の端末から店舗の発注状況を監視し、入っていなければ店舗に電話を掛けてきて入れろと指示することも多い。
・深夜に発注を入れていくことも
上記のように大量発注至上主義であるため、発注が入っていなければ深夜など店長や管理者のいない時間を見計らって店舗に来てコンピュータを操作して発注することも多い。一部のオーナーは窃盗だなどといっているが、こういうことをする人としない人がいるので不満ならば交代させるしかないだろう。また発注提案書という文書を持ってくることも多い。前年比150%などと設定されていて具体的にこの商品はいくつ入れろと指示されている文書だ。どういう数式、方程式を使えばその数になるのかが全くもって不明で機械的に弾きだしたふりをして実は手打ちなのではと勘ぐってしまう。
・早朝に出てきて仕込み状況をチェック
セール等の実施時は、その仕込み状況を写真に撮影しに来る場合もある。例えば揚げ物のセール時は朝5時から展開できているかなどを抜き打ちでチェックしに来る。5時から揚げても売れないのが現実である。このような考え方が廃棄を増やし地球環境を悪くしているのだ。
・前職はパチ屋?
SVといえばさぞかしレジ打ちが速くてオーナーより知識が深いと思うかもしれないが、そうではない。以前は高卒や中途も取っていたが現在は大卒の新卒しか取らないチェーンであっても、過去の人間をクビにする訳にはいかないので発注至上主義、ホコリのかけらも取れというような昔の考え方の体育会系SVがいるのも現実だ。中途の中には前職はパチ屋というSVもいた。コンビニ経験、小売経験がない違う業界から素人の状態でチョコッとトレーニングされただけの状態で現場に投入されている状態なのだ。なので直営店のシフトインはものすごく嫌がるし、いざレジとなったら固まるし宅急便とか言われると「??」となるのである。まだ高校生バイトの方がレジの操作は素早い。

そういう事でスーパーバイザーは基本的に本部の文書を持ってくるだけの人間で、聞こえはいいが単なる営業だ。将来不要になる可能性が高い役職である。これでも本部社員なので安定した立場であり残業手当、通勤手当、年2回のボーナスがキッチリ出る。もちろんその原資は加盟店から巻き上げたチャージだ。加盟店とは真逆の立場であるので、加盟店に対して見下すSVがいてもおかしくない。ただスーパーバイザーも普通のサラリーマンであるので、一攫千金を目指してSVからオーナーになる例もたまにある。将来そういう立場になりたいというのであれば登竜門としてはいいのかもしれないが、離職率も高く担当がコロコロ変わるのがSVの特徴なので加盟店はあまり当てにしていないのが本音だ。