角川漏洩は政府・マスコミも擁護 ベネッセ漏洩事故とは何が違う?

ベネッセ個人情報漏洩事故では「社長を出せ」「会見開け」のオンパレードであったが、角川の漏洩事故はそれを遙かに上回る規模であるが事実を淡々と報道するのみで大きなうねりは見られない。角川の株主の中には今でも「今まで良いコンテンツ作ってきたから応援してる」というような人もいる訳で、助けてラブライブ!と思っている角川にとってはある意味奇跡とも言える訳で、政府・マスコミにも人の心があるという部分を感じた。真っ先に叩くはずの政府が叩かず、自分のサイバー防御を強化という報道を出す角川擁護の姿勢からも裏の意図は安易に推察できる。もし同じ日に同じ漏洩があったとして、JR東海がリニア計画を打ち出していなければ、沼津が聖地でなければ、川勝前知事が辞職しなければ、角川がラブライブ運営でなければ、この企業の運命は変わっていたのだろう。
会社にとって一番困るのは企業イメージが損なわれて会社が潰れる事であるが、ベネッセの時には明らかにそうしようという世間の姿勢を感じたが、今回はむしろ存続すべく守っているようにも見える。普通の会社でこの規模の漏洩をやらかしたらマスコミに朝から晩まで叩かれて潰れるのは明らかだが、奇跡を起こそうと作中で唱える会社が自分で奇跡を起こしたとも言えるだろう。KADOKAWAは出版大手ではあるがベネッセのような誰もが知っている企業ではない、身内が流出させたのではなくロシアにやられた、リアルの情報ではなくネット会員の情報漏洩という違いはあるのかもしれない。それでもセブンペイは散々叩かれた訳で、やはり最終的にはその行為自体よりもその企業が今までどのような行動をしてどのような積み重ねをしてどのような作品を作り出して世に送り出してきたかが不祥事を起こした際に世間が救ってくれるかどうかの境目になるのかもしれない。