角川、情報漏洩公表も大して炎上しなかった理由 アニメが奏功?

KADOKAWAがサイバー攻撃を受け情報漏洩の可能性を公表し、ハッカー側は1日に全情報のアップを開始した。ニコ動無料会員のメールアドレス、有料会員の登録情報、社員個人情報、給与関係、N高関係、請求書・納品書等のBtoB関連等であり、社内の全データと言っても過言ではないだろう。ネットでは「世界一透明性の高い企業」「ニコニコ超開示」といじられたりしているが、マスコミでは大きく報道されていない。但しダークウェブへの漏洩で決して誰でも見る事ができる訳ではない(ダークウェブを見る側もウイルス感染のリスクが高い)ので、実害は全く無いとは言わないが国内で出回るという部分だけを見れば被害は少ないと言えるだろう。運営側も漏洩情報のダウンロードや拡散はおやめくださいとしている。
夏野の免許だけなら漏洩しても比較的大したことはなく、またBtoBも企業情報は公開されているので比較的大した事はないが、問題になるのはN高関係・ニコ動会員及び社員の個人情報である。ベネッセの個人情報漏洩の際には一人あたり金券500円で解決した例もあり500円が相場になっているが、仮に会員数1億だとすると500億という事になる。また、個人情報を隠している生主等で特段の事情で引っ越し等が必要になった場合はそれを補償する必要もあるだろう。角川の意志決定は意外と大学のサークルのような小規模な感は否めず、2週間前は「ハッカーと戦ってます!応援してね」とか言っていたが、そうではなく早めに漏洩を認めて補償の話をしていれば大きな騒ぎにはならなかったのかもしれない。
株価大幅下落の噂も流れたが、実際には2525あたりで上下しているようで大幅な下落は見られなかった。実害が出ない限り株価は下がらないという事で、確かに漏洩はしたがラブライブ運営の一社で日々素晴らしいアニメコンテンツを世に送り出しており経営陣をどうするかは別にしても会社は潰れて欲しくない株主の姿勢の現れだろう。ラブライブのおかげでリニアが進んだと考えれば政府もマスコミも角川を叩く事はできない訳で、他の会社なら間違いなく袋叩きにしていたに違いない。ハッカーは日本語が分からず、そして一部のダークウェブを触れる日本人が喜んで夏野の免許!とかやっているぐらいで規模は最大だが被害はそれほど大きくならない可能性が高く、運営の今後の詳細発表を待ちたい所である。