コンビニ経営の秘訣 不動品の過度な仕入れは厳禁

コンビニ経営に関して、本部は「人件費と廃棄を減らして下さい」としか言わないが、それならば廃棄の出ない商品はいくら仕入れても良いのかというと、そうでもない。廃棄リスクがないだけで、過度な仕入は店舗経営を圧迫するのである。本部も最初の研修時に「このタブレットで発注出来ますから」程度しか教えておらず、そもそも仕入とは直接現金のやりとりは無いにしても現金を出して原価で本部から商品を買っている事という意識が薄いオーナーが極めて多く人件費は数円単位でケチる割に商品には何千・何万と出すオーナーが多いのである。

コンビニフランチャイズの損益において、一番上の計算項目は当月売上と当月新規仕入額である。例えば上の図のように、仕入を超える売上があれば良いが、売上以上の仕入を行うとその時点で赤字となりその他の項目でどのように努力しても赤字になるのである。赤字が膨らみ元入金を下回った場合はオーナーは差額を補填しなければならない。特に、売れない商品(不動品)は現金相当が店舗にいつまでも鎮座している事と同義なので、絶対に避けなければならない。コンビニオーナーの敵であった700円クジが実質終了した事によって、定期的に売れない商品を揃えろと言われなくなったのでコンビニ全盛期よりも比較的自由度の高い経営が出来るようになったと言える訳で、客が文句を言ってくる中食に関しては比較的揃えるにしても新商品は初回のみで終了、ウォークインはAランク以外は即カット、菓子も定番のみ、日用品は必要最小限に抑える等、先行きの厳しい環境において店舗側も余計な金は出さないという姿勢が重要と言えるだろう。