外国人を雇う時の注意点と問題点9つ

コンビニや外食などで顕著な人手不足だが、それらの人手不足を埋め合わせているのが外国人だ。
外国から見れば日本は治安も食事も安全安心で時給も高く働きやすいと評判だが、一方それを逆手に許可証等の偽造や変造をしてまで日本でたくさん働きたいという外国人も増えている。外国人を雇う時に許可証等を確認するのはもちろんだが、それが正規の物かどうかも確認する必要がある。後でそれがバレた場合、罰せられるのは雇用主なので注意が必要だ。

・健康診断させる
一部の国では麻疹(はしか)などが流行っているため、体温計を常備しておき平熱か、あるいは近くの病院やクリニック等で健康診断させて異常なしと判断した人のみ雇うこと。はしかは空気感染してインフルエンザウイルスより感染力が強いと言われているため、他の従業員にも広めてしまう恐れがある。
・週28時間(長期休暇中は一日8時間・週40時間)を超える就労は不可能
留学生は本来学業目的がほとんどで、稼ぐために日本に来ているのではない。在留カードの表面が就労不可となっていて裏面で例外として認めているのはその為だ。学生なのにその本分を忘れて「稼ぎたい」「週40時間も50時間も入りたい」などと言ってくる場合もあるが、規則は規則なのでとキッチリ断らなければならない。面接の段階で「休暇中か?そうでないか?」「週28時間までしか入れないがそれでもいいか?」「稼ぐ目的ならヨソのお店へどうぞ」などとふるいに掛けることが重要だ。
また外国人だから労基法適用除外になる訳ではなく、日本の労働基準法が適用される。一日12時間などの就労は違法になるので注意が必要だ。
・学生は学生証を確認
学生の場合は面接時点で学生証の提示を求め、必ずその場で学生証のコピーを取るようにしよう。
・旅券、住民票を確認
やましいことがある人はそもそも住民票を取得できないのでここで引っかかる。旅券や住民票の提示を求め、持っていない場合や本人の物でない場合は採用を拒否しよう。証明書等は二重三重で確認するのが原則だ。
・ICを読み取って情報を確認
在留カード内にはICチップが内蔵されているので、仕様に従えば中身を読み取ることができる。NFCがついているスマホであれば「在留カード読み取りアプリ」などで検索すれば多数ヒットするのでそれを利用すれば簡単に判別できるはずだ。スマホがない環境でも、店の電子マネー読み取り機にかざしてエラーの反応をすれば本物、反応しなければ偽物である。もしICが読み取れたとしても早急にOKとするのではなく、必ず記載内容が本人の物か、顔写真は本人と合致しているかを確認しよう。
・ホログラムを確認
最近は偽物も巧妙な作りになっているようでホログラムは意味がなくなりつつあるようだが、これも入国管理局のページに詳細が公開されている。
・右上の番号を入力して照会
右上の番号を入国管理局のページから照会すると、そのカードが正しいものかどうかを判別できる。
・有効期限を確認
正しい在留カードが出されたとしても、期限が切れている場合があるので必ず期限を確認しよう。
・毎月抜き打ちチェックさせる
偽造カードであれば面接の時だけ手配して後は本人に返すなどする可能性が高い。これを逆に考えれば本来在留カードは本人が常に携帯していなければならない。車の免許証と同じだ。であれば毎日チェックさせるぐらいの責任を雇用主も持たないといけない。毎日が難しければ毎月でもよいのでカードを提示させてICを読み取り中身を確認することが重要だ。

雇用側も人手不足でいちいち確認していられない本音もあるかもしれないが、偽造カードであった場合摘発されるという点においては日本人を雇うよりリスクが高い。一部チェーンではシニアや外国人の積極採用を推奨している場合もあるが、身を守るために外国人は一切採用しない、または採用する場合でも正式なカードである事を確認することが求められるだろう。