「何回閉じても無駄ですよ」不正プログラムで補導

「何回閉じても無駄ですよ」というポップアップが永遠に表示される不正プログラムのサイトを掲示板に貼り付けたとして女子中学生が兵庫県警に補導されたニュースが話題となっている。

当該ソースを公開していたと思われるサイトでは「補導されるので気をつけて下さい」という文言が表示されているので、おそらくこのソースを元に作ったものと思われる。プログラマーであれば分かると思うが、JavaScriptの無限ループの仕組みを利用したものでありちょっとJavaScriptを触ったことのある人ならば空耳で書けてしまうぐらいの簡単なものだが、「これはジョークだ。不正ではない」といっても警察には伝わらないようだ。おそらく私の推測だが、警察官が職場でサイバーパトロールをしていたら踏んでしまってウイルス騒ぎで大変なことになったので仕方なく検挙したという流れだろう。もし踏んでしまった場合、迷惑なプログラムではあるが特にパソコン等に害はない。サーバーから受け取ったプログラムをブラウザ上で実行しているだけなのでパソコン・スマホともにブラウザのタブを閉じるだけで問題なく復旧する。ブラウザを終了できない場合は端末を再起動すればよい。JavaScriptはスクリプトであってプログラムではないという人もいるが、JavaScriptはスクリプトという名前はついているがプログラム言語の一種である。これが違法だという事になればforやwhileを書いても違法という事になりプログラム自体が成り立たなくなる。

パソコンのファイルを全てイカやタコのファイルに変えてしまうイカタコウイルスはパソコンを使用不能にさせたとして当時器物損壊が適用されたように、パソコン関係に関しては警察は疎い部分がある。プログラムはパソコンやスマホへの命令文であり好きなことを命令できるのはプログラミングの楽しさである反面、悪い目的や迷惑目的のプログラムを書くことも可能だ。インターネットの黎明期にはブラウザクラッシャー(ブラクラ)という名前でブラウザが無限に開くとか何千枚もの画像を貼り付けてPCごとフリーズとかがよくあった。それに比べればおもちゃみたいなもので、そのおもちゃみたいなものでも今は検挙される時代になった。言語や文法学習のためだとしてもローカルで実行すればいいわけで、そのようなプログラムを実行可能な状態で一般公開してしまうと犯罪になる恐れがあるので注意が必要だ。