家電量販店が将来消滅するかもしれない8つの理由

近くの家電量販店がリニューアルするというので行ってみたらかなり規模が小さくなっていた。家電量販店の顔だった大型テレビは奥に追いやられ半分ほどに、性能の高さを自慢していたパソコン売り場もデスクトップは扱わずノートだけで半分ほどに。こういう光景を見て「危ないな」と思ったので記させて頂く。

1.家電自体の長寿命化
技術の向上、システム化、またクレーム対策のために家電自体が壊れにくくなっている。昔はテレビや洗濯機は5年ぐらいで壊れたりしていたが、最近はどれも10年以上持つ。

2.成熟している
冷蔵庫は両開き、電子レンジはオーブン付き、洗濯機はドラム式など進化を続けてきたが、この3つの家電においてはこの10年目立った進化はない。テレビは有機ELだの色々出ているものの、結局今のハイビジョンのままで十分だわ映るし、という人が大多数だろう。

3.通販の大頭
アマゾンなどの方が安い、面倒な価格交渉は嫌いという理由で通販で買う人も増えてきた。家電量販店で見るだけ見て買うのは通販ということだ。通販では玄関に置かれて終わりではと考える人もいるかもしれないが、追加料金を出せば取り付けサービスも購入できる。しかも家から出ずに注文、会社から注文、などいつでもどこでも注文できる。なるべく家に人を入れたくないなど、人との関わりを避けたいドライな関係が増えている背景もあるだろう。

4.高い給与(人件費増大)
家電量販店は直接採用された店員だけでなく、詳しい知識を持ったメーカー派遣を雇う場合がある。例えばキヤノンのプリンタを説明するためにキヤノンの派遣といった感じだ。しかし客から見れば「やたら特定のメーカーばかり押してくるな」「他のメーカーの知識はないの?」みたいな感じで反発を食らっているのも事実で、高い時給を払っても売上に結びつかないのが現状である。

5.若者の家電離れ
最近の若者でパソコンがない、冷蔵庫がない、電子レンジがない、テレビがない人は意外と多い。特にテレビはNHKに文句言われたくないからと言う理由であえて買っていない人も多いだろう。今の時代は全てがスマホで完結するので、ゲームも写真も録画も全てスマホでできてしまう。ガラケー時代はカメラはオマケなどと言われてきたが、スマホで一眼レフレベルの写真が撮れてしまうのだからカメラが売れなくなるのも当然だろう。

6.電気代値上げ
再エネ賦課金が毎年上がり続けている影響で、電気代は値上がり続けている。そのため家電があってもなるべく使わない、最小限しか使わない、という人が増えてきている節もあるだろう。

7.ワクワクする商品がない
昔の家電量販店は音楽をジャンジャン掛けてうるさかった。まるで日本の技術力をアピールするショールームかのように活気があったが、今では土日でも売り場は閑散としていて電池やインク、蛍光灯のあたりに人がいたり、マッサージ機の実機でマッサージしている人ぐらいだ。日本の唯一の武器だった技術力を海外に取られてしまってアピールできることが少なくなってきているからだろう。

8.節約志向
増税などの影響でなるべく今動くものを大事に使う、買い換えない、買ってもいいけど中古で、という風潮が増えてきているように感じる。無理に新品でなくても中古でいいやという人はヤフオクやメルカリなどでスマホでサクッと購入できる時代になった。

新品で高いというイメージがついている家電量販店。店員の勧誘がしつこい、ネット回線を勧めてくる、など不要な声掛けも多く前年比やノルマや件数など自分たち優先ではなく客の立場に立って物事を考えていかないと縮小、衰退するのは時間の問題なのかもしれない。