レオパレス施工不良報道 賃貸業界の闇とは

レオパレスの施工不良が再びテレビ東京で放送されて大炎上している。会社の株価がストップ安になるなど影響は甚大だ。内容としては界壁以外にも施工不良があったことや、会社が界壁問題の時に改善するといった箇所が改善されていないなどで、これらを踏まえレオパレスは全額会社負担で引っ越しを要請するという踏み込んだ対応を実施する予定だ。

基本的に賃貸物件は学生など若い人しか住まないため、建築の専門家が住むことはまずあり得ない。これまでも「壁が薄い」「隣の声が聞こえる」などと指摘されてはきたが、「お金がないから賃貸なんでしょ。嫌なら一戸建て住みなさい」という足元を見たような無言の圧力にかき消されていたことは違いない。また建物内部の構造を調べるには天井裏から入るか、壁に穴を開けて調べるしかない。一度建てられた建物にこのように改造する人はいないだろう、表面だけ整っていればバレないだろうという判断の下に過去に不正が行われていたようだ。
それから役所の建築確認も外部は目視かもしれないが建物内部は分解するわけにもいかないので写真で判断しているようで、都合の良い場所だけ写真で撮影すれば後は適当でもいいということになる。本来建物の品質を担保するための建築基準法だが、役所のチェック機能が働いていない事も発覚した。国も遺憾だと言っているがそれを定めた国にも全く責任がないわけではない。

レオパレスはご存知のように賃貸事業で莫大な利益を上げているが、一棟何億円という建物を真面目にやっていれば利益が上がるはずがない。数や売上、効率化を追っていた話も出ているが、ある意味不正をしないと利益を上げられないと言うことで不正に手を染めたのではないだろうか。界壁以外にも不正があったとなれば一度専門家が建物を壊して分析するぐらいのことをしなければならないし、改善するといった会見もただのパフォーマンスであればいくら会見を開いても無駄で嘘つきということになる。(消臭サービス未実施の件はアパマンだが同じ不動産業界)
それから2月・3月というかき入れ時にこの件を放送したテレビ東京もナイスだ。報道機関としての意地が垣間見える。
物件はただのお金が上がる箱ではなく、居住者が仕事の時以外はここで過ごすわけだ。一日16時間過ごすとしたら年間5,840時間過ごすわけだ。車より長い。そういう点ではある意味命がかかっている上に車と同じぐらい厳しい法律が定められているのも頷ける。バレなきゃいいではなくバレない所こそきちんとやるのが建築のプロであってそれができないならばプロを名乗る資格はない。第三者の専門家が見てダメな物件は全て取り壊す、廃業も検討するぐらいの対応が必要なのではないだろうか。