他社コンビニ本部社員が新店出店時に見ている事

新店を出す時に気になるのが「その場所はどれくらい売れるか」だ。コンビニ業界でも同じ事が言える。その目安として本部開発部の社員が競合店に客に成りすまして来店し、揚げ物の数や弁当の数、サンドイッチの数をじろじろと見て回る。深夜でも揚げ物が多い店はその分売れているということで体力があると判断するのだ。
一方、揚げ物や弁当、サンドイッチが少ないとその店は売れていないか、あるいは発注を絞っていることが考えられる。交通量が多く売上が見込めるのに発注が少ない店は体力がないと判断して逆に出店候補になることもありうる。当然質の高い店員を雇っているかも見ているだろう。外国人ばかりの店だとウチが出せば勝てると思われる可能性がある。
空き地はほぼすべてコンビニになっているといっても過言ではない現代、ライバル店の視察で出店可否を判断している可能性は高い。怪しまれないように日中にスーツで客のふりをして数点買っていくケースもある。見分けるのはなかなか難しいが、その店のポイントカードを持っていないかつショーケースをじろじろ見ている客がいれば本部社員と思って間違いないだろう。そもそも店を開けている以上不特定多数が来店するわけで、当然他社本部社員も拒否はできないのが現状。
他社本部社員が仮に来店してもいいように日中の品ぞろえを強化し競合の出店を阻止するために自店を守るのはもちろんだが、一方で人口減少の時代にただ闇雲に店を増やす事はコンビニ業界自体の弱体化につながるという事をそろそろ本部も理解すべきだろう。