コンビニ 人員充足時のシフトの作り方6つ

近年アベノミクスで物価が上昇しておりほとんどの人にとって生活が苦しくなっている。私の感覚ではこの3年で30%ほど上がっているように感じる。そういう中でアルバイトが「もっと稼ぎたい」と言ってきてもコンビニの営業を一日30時間にできるわけでもない。枠が無い場合の対処法をまとめてみたので参考にしてもらいたい。

・新規採用を止める
13~15人(平均日販の場合)になった時点で新規採用は止める。人が余っているよりも少し人手不足の状態がコンビニにとってはちょうど良い。採用を止めている間は応募が来ても全て断ることが重要だ。あれもこれもと保守的になってストックを持っておく必要は無い。必要な時は採用し、必要でない時は断るはっきりした行動ができないとズルズルと採用して余計な人件費がかかってしまう。
・掛け持ちを推奨する
車などの移動手段がある人ならば「この店ではこれ以上は入れないのでヨソで掛け持ちしてください」「単一の職場で週30時間以上働くと社保加入義務があるので手取が4万ぐらい減りますよ」と言えばそれで済む。単純に夜働きたいなら荷物の仕分けや警備業、ガソリンスタンドなどたくさんの職種がある。公務員など兼業が法律で禁止されている場合は例外だが、それ以外の業種なら掛け持ちしても何ら問題は無いし情報流出もアルバイトレベルであればそれほど大きな問題にはならない。仮に売上が漏れた所で売上は容易に推測できるからである。職場が変われば状況も違うので空いている枠があるかもしれない。ただそれでも本人が納得しない場合は以下の対応を行う。
・シフトを減らすが時給上げで対応
例えば時給1,000円で週5、8時間の人がいたとしたら時給1,300円で週4、8時間にすれば同額どころか実質のベアになる。時給上げが難しいならば差額分は毎月手当という形での支給でも良い。労働基準法では労働者に不利な変更を禁じているので時給を上げずにシフトを減らすのは労基法違反。不利益変更は当然収入面も含まれるのでこのようにするしかない。
・学生の時間数を減らす
全員に対して希望の稼ぎたい金額を聞き、「月1万円程度で良いです」「週1回、3時間でも良いです」というような学生は本当に週1回、3時間のシフトにしてしまう。もちろん入社順でシフトを組むのは重要だが、お小遣い稼ぎの学生よりも生活がかかっている人の方が優先順位は高いのも事実。遊びに使われるよりガス代に使われる方がまだマシだ。学生を減らして空いた枠を稼ぎたいと言っている人に回す。どのみち少ない時間で良いですという学生は半年や一年程度で辞めていくのが通例だ。
・ギャンブル依存症は注意
稼ぎたいと言っている人にも理由を聞いた方が良い。そのお金を何に使うのかと言うことだ。急に稼ぎたいという人には何か訳がある。毎月の家賃返済や車のローン返済ということであれば納得だが、大体はギャンブル関係の場合が多い。依存症になると毎月使う金額が増えていくので収入もそれに比例しないと生活が成り立たない計算になる。ギャンブル依存症の場合は仕事せずにただ楽に稼ぎたい、他人のシフトを奪いたい、毎月収入を増やすことしか考えないのである意味店の損とも言える。徐々にシフトを減らして辞めてもらう方向にするのが良いだろう。
・お店に損害を与えている人は30日後解雇を通告
例えば遅刻があまりにも多い、余計に廃棄を打ちまくる、決められたシフトを守らず無断で過度な早出や残業を繰り返すなどといった人は十分クビに値するので30日後解雇を通告しても問題ない。30日に限らず即日解雇でも問題ない。文書や口頭で指導の記録をすることが必要にはなるが、段階を踏めばこのようにして強引に人を減らすこともできる。

日本の法律上、雇うのは簡単だが解雇は簡単にできないので誰でも彼でも雇えばいいわけではなく舵取りが重要だ。一般的に15人以上バイトを雇っている店は過剰で、人手不足の解消の先に待っているのは枠不足だ。シフトに入りたくても入れない、稼ぎたくても稼げない従業員の不満が内部攻撃やいわゆる「下ろし」や店の崩壊につながる。少し人手不足ぐらいの状態を常に保ち、それぞれの従業員が収入面に満足して働ける店作りをすることが店長には求められる。