車のへこみは叩いて直す?! デントリペアの長所と短所

車を運転している以上、どうしても避けられないのがポールに当たったなどによるへこみ。
こうなると車だけでなくドライバーの心もへこむのが現実。

ディーラーに手配して見積もりを出してもらうと、例えこぶし大程度であっても新品交換を主張してくるので、ほとんどのケースで10万円以上になる。「えっ、そんなに高いの?もっと安い方法はないの?」と聞くと渋い顔をしながらこれ以上はありませんねと答えるが、渋い顔の裏はマニュアル上答えられないというような雰囲気も感じる。
次に街の板金屋で見積もりを取ってもらうと5万円程度で済むが、3~4日修理まで時間がかかるという。代車が出るのはもちろんありがたいが、なるべく修理期間は短い方がよいだろう。また街の板金屋であれば交換ではなく直接加工するので交換せず修復歴にならない。
ただし要注意なのがプロ意識が高く塗装の時にいちいち取り外してしまうとそれも修復歴扱いとなって将来売る時に値が下がってしまうので板金業者に必ず確認しよう。「バレないと思いますよ」などと営業トークを言われても交換している店は止めた方がよい。

最後にデントリペアを専門とする業者だ。デントリペアとはここ10年程度の技術で、金属の特性を生かし「へこんだなら引っ張れば戻る」という概念でへこみを外から引っ張ったり裏から叩いたりして直す技術で、完璧には直らないが早く・安くというニーズには応える事ができる。バンパーやピラー付近、フチ、塗装がはがれていたり穴が空いている場合はデントリペアによる修復はまず不可能だ。
板金の値段の半分程度と言われているので2万円程度が相場のようだ。正直ディーラーからすればここに行かれたら困る、というぐらいの技術なのである。当然へこんでいる箇所に対して直接アタックするので、板金のように塗装をはがしたり再塗装する事もないし、パネルを取り外して修復歴になる事もない。それから板金だと1台1日がかりで作業するので1~2週間代車という事もザラにあるがデントリペアであれば早いと30分程度で待っている間に直ったりする。規模の大きいものでも1日程度で直るこのスピードの早さは魅力的だ。仕事の都合で代車は長く使えない、早く直して欲しい、即日で直して欲しいという人におすすめだ。

話は変わるが、なぜ車の修理が高いか。それは入庫件数がさほど多くないので客単価をかなり大きく取らないと採算が合わないからだ。
例えば月に20件あったとして一件10万円であれば月の売上は200万円。そこから経費諸々を引けばほとんど利益がないという状況だ。どの修理方法も時給1万円が相場のようだ。(30分なら5,000円、6時間なら6万円)
まただいたいの人が車両保険に加入しているので仮に30万請求しても運転者自身は懐が痛まず痛むのは保険屋なので価格が膨らみ放題になっている現状もある。
新品交換にこだわらず中古パーツを使った板金で安く、質にこだわらず価格優先でデントリペアでさらに安く、等安くしたければ時間のかからない修理方法・良心的な業者を選ぶのがベストだろう。