ヤマト仕分けバイトのすべてを大暴露

ヤマトの仕分け経験者宛に「深夜手当込の時給1,975円で契約いたします」という文書が届いた。3年前に2ヶ月限定で辞めたが、今までこんな文書は見たことがないのでヤマトもかなり人手不足で困っているようである。
そこでヤマト仕分けバイトのすべてを大暴露したいと思う。ぜひ参考にしてもらいたい。

・ほぼ誰でも受かる
最初に安全のため、ヘルメットや指定の長靴などを購入させられる。軍手も必要だがコンビニに売っているものでよい。合計3,000円程度。前に働いていて持っている人はそれの再利用でもよい。
働きたいベースや営業所等に連絡を取り、面接をセッティングする。面接は簡単に履歴書を見る程度で、中卒か高卒か程度しか見ていない。あとは住所の確認。あまりに遠いと自力通勤できるかの確認がされる。通帳のコピー、保険証、印鑑、マイナンバー等も忘れずに。アルバイトといえども一部上場企業の期間限定社員という扱いなので、きちんと役所に収入は申告される。給与も手渡しにはできず口座振り込みのみなので注意。
業務の流れに関する簡単なビデオを見さされて簡単なペーパーテストがあるが、丸暗記する必要はなくメモをしてもよいという緩いものなのでほとんどの人は合格する。「合格しないと働けません」などと言われるが、再テストで合格すれば働ける。文書を交わした次の日から働くことが可能。

・出勤は時間までに、退勤は時間過ぎればOK
出勤は時間までに済ませよう。厳密には職場のタイムカードを時間までに通過していればOKだ。
退勤だが、規定時間より早く仕事が終わった場合はその辺で時間つぶしをしよう。怒られない程度に。規定時間の3分前になるとタイムカードの行列ができ、時刻が変わった瞬間皆が一斉に打ち始める。

・契約は2か月単位
雇用保険などの加入要件に当てはまらないようにするため、原則2か月で契約は終了する。更新したければ上司に申し出て、上司がOKすれば更新できる。その場合、必要に応じて雇用保険や社会保険等に加入する。例えば6月中旬に入っても6月、7月での契約なら7月末でいったん契約は終了する。希望すればフルタイムでの契約社員になることも可能。

・出退勤はタイムカードで
アナログのタイムカードを使って、出退勤を記録する。すべて1分単位で計算される。給与の計算は事務のおばちゃんがPCに入力して計算している。初出勤でタイムカードが準備されていない場合は、上司や事務の人に申し出てタイムカードを発行してもらおう。遅刻する場合は電話連絡が望ましいが、10分程度ならこっそり入っても気づいていない場合が多い。早退は上司に申し出よう。

・外か?クールか?メール便か?
ベースの場合、日中は発送(町から県へ)深夜は到着(県から町へ)を担当している。いずれも締切時刻があり締切までに終わらなければ事務社員も手伝って強制的に終わらせる。トラックが延発することもある。
仕分け・・・ベルトコンベアから流れてくる荷物をローラーで受け、番号を見て、所定のボックスに積む。やることは単純で小学生でもできる仕事。ただしパートのおばちゃんがうるさいので適当にやると怒られる。
ベースの場合は、外では通常の宅急便を仕分けしている。もちろん冷暖房はない。米俵からパソコン、プリンタなど30kgの重量物も多い。筋肉がないと務まらない仕事だ。最近はアマゾンが圧倒的に増えている。重い荷物でコンベアがエラーになると休息できる。
一方クールでは、冷凍や冷蔵の宅急便の仕分けをしている。部屋の中は冷蔵の温度で管理されているので、夏にお勧めだ。半袖で動くと風邪をひく恐れがあるので、ジャケットを着用しよう。外に比べれば比較的軽い荷物だが、ケーキや花・実験用の液体など慎重な取り扱いを要求される。重い物が下、軽い物が上である。
軽い荷物の後に重い荷物が来たら当然積み替えなければならない。女性は旧メール便(DM便)の仕分けに回されることも多い。コンベアの速度も遅めで、封筒やカタログなどの軽い荷物なので女性でも比較的扱いやすいだろう。

・ベルトコンベアが追い付かなくなったら?
夏や冬の繁忙期などは人が足らず、荷物をさばききれないことがある。一時的に積みきれない分は地面に置くが、それでも積みきれないとローラーの上、それでも積みきれないとローラーの上の上になり、人間の身長を超えて積み上がった時点で初めて責任者がヤバいとなってベルトコンベアを止める。積みあがった荷物が新しい荷物に引っかかってコンベアがエラーで止まって初めて上司が気付くような感じだ。(クール問題の現実はこれ)応援が来てくれて対応するが、中にはほかの応援に行かされることもありいつもと違う場所だと作業効率が落ちてしまう。

・給与振り込みは?
月末締めの10日払いで、1分単位で計算され、残業代も支給される。雇用契約書や給与明細はタイムカードに挟まっていることが多いので出勤時に自分で確認する。

・荷物を破損させた時は?伝票がない場合は?
どちらも素直に上司に申し出よう。破損は偶然のミスであれば弁償させられることはないと思うが、ある程度叱責されるのは仕方がない。

・なぜ人手不足?
深夜手当込で時給2,000円近い求人は未だかつて見たことがない。これには相当根深い人手不足の訳があるのだ。
私も働いた経験があるが、体育会系の職場となっており、昭和のおじさんが昭和のノリで仕事をしているので平成の人間に対しては「早くしろ」「ちゃんとやれ」など今でいう暴言やパワハラに近い言動が多く、このような言動でどんどん人が辞めていき、最終的にこれに耐えられる人のみが残るという悪循環になっている。まずはこの職場風土を変革しない限り人手不足は解消しないだろう。求人でいくら時給を上げて「気持ちよく働ける職場です!ガッチリ稼ぎましょう!」など宣伝したところで、中身が伴っていなければ意味がないのだ。本社のコンプライアンス部門が潜りでバイトしてみるのがよいだろう。上司が決して現場に入らない風土にも問題があるので、そこも改善すべきだ。
確かに仕事内容はきついが、一部上場企業ということで時給もいいし残業代もきっちり払ってくれるので金払いは良い印象だ。体育会系でもよい、力仕事でもよい、お金に困っている今すぐ欲しいというのであればお勧めだ。