丸亀製麺に丸亀市は関係ない?! 由来を運営に聞いてみた

丸亀製麺といえば「香川県丸亀市」と関係があると思うかもしれませんが、実は全く関係がありません。そもそも東京には70店舗以上あるのに比べ、うどんの聖地とされる香川県に2店舗しかないことからも本場での勝負を諦めていることが分かります。しかもその2店舗はうどん店が密集する中心部を避けた郊外に申し訳程度に立地しています。名前を勝手に借りている実態から本場で展開しても反発感情が強く県外の人にしか売れないと判断したのでしょう。
一方ライバルのはなまるうどんは香川県で14店舗を展開。数は少ないながらも実に7倍、認められている証拠です。

では丸亀製麺の由来は何なのか、運営に直接聞いてみました。

弊社は現社長の粟田貴也が兵庫県加古川市にて小さな焼き鳥店から始めた会社でございますが、その後、粟田が親族ゆかりの地を何度か訪れるうちに「うどん」と讃岐の魅力に惹かれ、本格的な讃岐うどんを目指して「丸亀製麺」というブランドで展開をしております。

おかげさまで日本各地のみならず多くの海外で丸亀製麺にご支持を頂いております。また、弊社の粟田貴也は長年に渡り丸亀市の文化観光大使として、香川県丸亀市のアピールに努めさせていただいております。

という回答が得られました。wikipediaにも少し書いてありますが、それとは少し違ったニュアンスの回答です。親族ゆかりの地が丸亀市であるというのは想像できるかと思いますが、「ブランド」という言葉を使っているとおりあくまでブランド名であって関係はないと暗に認めていることになります。本格的な讃岐うどんは丸亀市であるのは事実ですが「目指して」という言葉の通り、借りているのも暗に認めています。
讃岐うどんや丸亀市のアピールに努めているという回答もありますが、確かに味付けも本場と違って薄めというか東京の人が好みそうな味付けになっているのも事実。現状県内に2店舗しかないということは「アピールしてくれるのはええけど名前借りられるのは困るわ」という感じで香川県民には認められていないと言う事になりますからまずそこを改善しないと反発感情はぬぐえないのではないかと思います。