希望通り働けない?! コンビニ求人の詐欺的募集に注意!

コンビニは、以下のように求人を窓に張っている場合が多い。
17:00~22:00 時給1,000円
22:00~6:00 時給1,250円

中には「全時間帯募集」「社員募集」などと大げさな広告をしている店も多い。
しかし実際面接を受けに行くと、
・週1~3回しか入れない、特定の曜日しか入れない
・既に希望の時間は埋まっており他の時間帯の勤務になる
・いきなり社員にはなれない、まずはバイトから
・研修中時給が設定されている
・研修は希望の時間ではできない。店長のいる時間に来てもらう
・深夜は休憩として1時間差し引く(違法)
などと、張り紙と大きく内容がかけ離れている場合が多い。
働く側としても他の時間帯での勤務をしたくない場合は、この面接の時点で断って良い。

実際は人が不足していないのに人が不足しているように書くことを私は「詐欺」と呼んでいる。
本来は管理者がこまめに内容を書き換え人の居ない時間に合わせて募集するものだが、人手不足が常態化しており窓に何か貼っておけば応募が来るだろうと軽い気持ちから常に張っている店が大多数だ。また本部も人手不足解消のために窓に募集を張ることを推奨し、張っていない店はSVが指導してくる。
特に二番目の「人が埋まっている」という点については、コンビニの人件費の問題がある。コンビニの人件費は、本部負担ではなくオーナーが全て負担する。そしてご存知コンビニ会計によりオーナーの取り分が元々少ない中から人件費を捻出しなければならないため多くのオーナーは人件費をケチろうとする。よってどれだけ人が居ても昼間は二人体制、深夜は一人体制など人の数を絞って人件費を浮かすしかないのだ。もちろんトレーニングのために臨時に枠を増やすことはあるかもしれないが、三回程度すれば元の枠に戻る。
そしてコンビニは24時間営業であるが、人が増えたから一日が28時間、32時間になるわけではない。
一般的な24時間営業の店の場合、13人いれば十分だ。13人以上採用しているようでは管理者があまあま、ゆるゆる、断れないという管理不足の話になる。時給制である以上時間数を入らないと手取りが減る。既存の従業員の手取りを守るためにも過剰に人を採用するのは御法度なのだ。いつ誰が辞めるか分からないコンビニ業界だが、「どこでも入れます」という人を一人でも雇っておけばその心配は無用だ。まずは全員にどれくらい稼ぎたいか聞き、既存従業員(入った順)のシフトを優先した上で足りない部分は募集、と計画的な募集を行う必要がある。雇いすぎたのならそれは管理者の責任なので、時間数を減らす分手当でカバーするなど従業員に不利にならないようにしなければ労基法違反となる。

このような内部事情があるので、張り紙が出ていて応募しても思うように入れないという問題が発生する。これは人件費予算が限られているため元々人をたくさん雇う余力がない業態だからだ。アベノミクスで景気が上向いている今コンビニへの応募も増えつつあるが、早く応募して長く働いている者勝ちで古い人間のシフトが優先され、応募者の希望が無視されるのは当たり前。もし入りたい時間に入れないと分かったらキッパリ「じゃあいいです」と断ろう。断ることで管理者が動きを見せてくる可能性もあるのでぜひ試して頂きたい。