リニアは自動車業界にとって脅威なのか?東名需要を奪う可能性

静岡県にはスズキの工場が5箇所あり国内生産はほぼここで行っていると言っても過言では無く川勝知事とスズキは仲が良いと言われているが、その為にモータリゼーションの普及を阻害するリニアを不必要に遅らせたのではないかという理屈もネット上で囁かれているがそこも若干理解出来る所である。自動車工場があるから反対となれば愛知県はどうなんだと言われそうだが、愛知県知事はむしろリニアの旗振り役のように見える。
東京名古屋を40分で移動できれば高速に乗らずに行けてしまう訳であるからドライブの需要が減り、自動車業界に影響を及ぼす事を危惧してリニアに反対し続けていたのかもしれない。静岡の観光需要は内需もあるだろうが殆どは首都圏客の需要で成り立っている点は極めて重要である。例えば高速で東京から名古屋に行こうとする場合、まず御殿場アウトレットで遊び、そして東名・新東名等のSA等で一休みというのがゴールデンルートであるのでいかに通過客を引き込むかという点で疲れた時の癒やしスポットや休憩スポットとして広く認知されている訳で、リニアが出来てしまえば今まで積み上げてきた観光資産が吹っ飛んでしまう点は確かに考えられるゆえに知事は金が欲しい訳でもなくリニアや水問題もおそらく建前で一人でも多くの客を静岡に呼び込み人口を増やすような観光施策をJR東海に事実上求めてきた。川勝知事が6月で辞任した場合、批判はこれまで静岡県が受けていたがそれが今度はJR東海等に向く事を意味する訳でその点では今まで盾になってくれていたのかもしれない。
リニアで観光資産が削がれる部分を穴埋めする方法は、高速道路をもう一本作って快適性を向上させる事しかない。政府が第三東名を作るかどうかは不明であるが、第三東名が出来れば東京名古屋40分とは言わなくても現状より早く快適に移動できる訳で、リニアに対抗するような、そしてリニアに匹敵するような便利で快適な高速道路等の建設を議論してもらいたいものである。