小林製薬が原因物質や紅麹取引先リスト公開を躊躇する理由

小林製薬問題で、原因物質や紅麹原料の取引先リストを会社自体は公表せず国が公表した形となり会社自体「対応が遅い」「隠蔽している」等という意見も出る形となったが、おそらく裏で打ち合わせ済みの可能性が高い。民間企業の起こした事故は当事者が何とかするのが基本であるが、大規模な事故の場合は民間企業で身動きが取れなくなるので政府が出てくる必要があるだろう。例えば東電の原発事故はその一例である。
この2つのリストを製薬側が公表すると何が問題かというと、例えばその物質がカビだとするとその会社の製品はカビが入っている!というように偏った風評被害が広まりかねない事から会社自体は慎重になっているのだろう。また、公表した事で売上が下がったというように機会損失を訴えられたりする事にもなりかねない。しかし国が公表すれば国を訴える人はほぼ皆無(やったとしてもほぼ負ける)であるので全てが丸く収まるという算段の可能性が高い。紅麹コレステヘルプというサプリを服用していた人の健康被害を訴える例が全国でも多数出ており「返金しますから」のみというコールセンターの対応に不満を訴える人もいるようであるが、返品・返金・補償という全てのプロセスで対応が改善されるのか期待したい。