リニア27年断念発表も東海社長がそれほど悔しく無さそうな理由

リニア27年開業断念発表は「なぜ27年なのかお答え下さい」という部分での追及ができなくなった点で川勝県政に大きな衝撃を与えたようであるが、当の丹羽社長は悔しがっているかというとそうでもなく何かが見えてきた(その部分は極めて順調)というような表情に見える。地域と対話しろと言うのは事業の概要を市民に説明する事ではなく沿線コンテンツ等とコラボして相互で利益向上を目指す事である。

静岡県の観光需要の発掘は、今までJR東海が会社発足以来全て無視してきた部分でありこれがリニアの許可が出ない主な理由である。誰が知事だとしても自県だけ見下すような会社に新規事業の許可は出せないだろう。富士山すら無視していかに県内を高速通過して東名阪を何分縮めるかしか考えてこなかった訳で、この点は十分反省しなければならず来年度もやるべき事は沢山あるはずだ。その点では金子社長時代に知事が「あなた何もやってないでしょ」と反論していた部分は大いに理解出来る。行政はあくまで平等でなければならないという観点からどのコンテンツとコラボしろ等と知事が言う事はないだろうが、民間同士の取引は自由で特に県民に好かれているラブライブ・ファミマ・ネクスコ・Jリーグ・NPB等に資金を投下しそのコンテンツ等を十分に輝かせる事が開業の近道だろう。国内トップに近い豊富な人的資源と資金力及び交渉力を持つ会社なのだから地域密着をメインに掲げそのアイデアや創意工夫を十分に生かして県内を活性化させ人口を増やし沿線価値の向上に取り組めばリニアが走り出す日も近いのかもしれない。