静岡県だけがリニアに反対する理由 東京流出への危機感?

自民改革会議は「なぜ静岡だけ反対なのか」「なぜリニアだけ反対なのか」みたいな事を言っていた(最近は言わなくなった)が、理論上・理屈的におかしいと言っている人は既に時代遅れであり感情論で反対している部分を理解しなければならない。東部地域は首都圏に近いので人口の取り合いになっていて自治体にとって一番困るのは地方で育ってそのまま東京等の首都圏に行かれる事であり、首都圏は他県からの流入が多い、つまり18あたりで上京した人はそこの自治体は18歳以下の教育コストを負担せず税収だけ入る点で美味しい果実を享受しているのが現実だ。

JR東海は品川から名古屋まで40分!と謳っているが、では東海道新幹線で40分だとどのあたりになるのか。ズバリ熱海・三島あたりであるのは言うまでもない。東京の観光客が同じ40分という時間的コストを負担するとして運賃も殆ど大差無いとすればどちらに乗るかは明々白々であり、リニアという高速鉄道が開業すれば熱海や三島等の静岡県東部地域の空洞化が進み観光客が減る部分は当方含めて誰でも心配するはずだ。それ故に新規事業許可は慎重でなければならない。技術そのものは素晴らしく今すぐ営業できる技術を持っているのは承知の上で事業主体であるJR東海は静岡が観光で生きている観光県である事実に鑑み(熱海は境界駅なので施策を打ちづらいとしても)三島や沼津を更に活性化させていく事が必要と言えるだろう。