コンビニ新商品 店員には苦痛?! 辞めて欲しい理由

コンビニといえば新商品を楽しみにしている人も多いだろう。
しかし、並べる方からすれば憂鬱・苦痛でしかない。
新商品が現場でどのように扱われるか書いてみたので参考にして頂きたい。

○1週間前にSVが営業してくる
新商品はSVが「これは必須ですので」「どの店も取ってますので」など営業トークを並べて、強引に取らせる。
直営店の場合は送り込みといって発注してなくても本部側で数値を加工して発注したことにして納品してくる。
昔は「直営送り込み5ケース・オーナー店も1ケース」なんていう事もあったが、最近は無茶な送り込みは減ってきたように感じる。
あくまでフランチャイズ店の場合は経営の裁量は店長にあるので、本来何を取って何を取らないかは自分で決定できるはずだ。
その観点から見ると夜中にSVが入力しに来たりも含めて新商品が強制というような風潮は公取に叩かれても文句は言えないだろう。

○入荷当日
さてそのようにSVと店長が揉めに揉めて結局1ケースでも入れることになるであろう新商品は、地域によるが月曜か火曜に入荷することが多い。
店長が有能ならばどの棚に陳列するかが分かるように値札が入れてあって、きちんと場所も空けてあるが、無能な店長の場合は何も無く突如新商品が入ってくるという場合が多い。その場合、陳列する人は何をどうしていいのか分からず、とりあえず適当な場所に並べる。
この場所が空けられていない場合は既存の商品をどかさないといけないのでものすごく時間がかかり負担なのだ。
※ゴールデンラインと言って本部は新商品は一番上に陳列することを推奨している

○数週間鎮座する
新商品のほとんどは、あまり売れず数週間棚に鎮座し消えていく。
ごく一部の新商品は定番の仲間入りになることもあるが、その確率は5%程度である。
100打っても5しか当たらないのに、メーカーは毎週のように新商品をバンバン送り込んでくる。作らなきゃ当たらないから作るんだろうけど、現場にとってはものすごい負担である。

○取ってくれると本部が儲かる
新商品はSVが強引に営業してくると書いたが、SVにも営業ノルマのような物がありそれを店に押しつけているのが実態だ。
新商品を店が取ってくれると本部とメーカーが儲かる。店はあまり儲からない。
ただ定番で飽き飽きしている客にとってスパイスになる程度である。
本部やSVは現場の作業負担など考えずバンバン新商品を押しつけまくっているのが実態だ。

○新商品=種類が増える=場所を取る
スーパーならまだしも、コンビニは狭い空間の中で競争が繰り広げられている。
新商品ということはそれを売るための場所を確保しなければならない。業界用語でこれのことを「フェイス」というが、例えばあるAという新商品に1フェイス割いた場合、既存のBという商品は5フェイスから4フェイスに減らさなければならない。Bという商品の数が上手く減ればよいが、そう上手くは減らないので新商品が来た時に「えっ」と品出しが止まってしまい思考しなければならず余計な時間を食ってしまう。
消費者にとって新商品が出ることは商品の選択肢が増えるのでそれはそれでよいことであるが、種類が増えることはその分場所を取ると言う事を本部の人間は考えていない。場所には上限があるので、バンバン新商品を出されると置ききれなくなってしまうのである。

このようにスーパーやコンビニ等の店員の仕事を増やす原因となっている新商品。
出さないと定番にならない気持ちも分かるが、働き方改革を唱えるならばメーカーや本部には少し新商品開発を少し絞って頂きたいところだ。