外環道 三郷南IC~高谷JCT開通!道の駅「いちかわ」も同時開店

今回はおそらく平成最後といわれるであろう首都圏最後のビッグプロジェクトです。
スペックとしては以下の通りです。
・6月2日 16時開通
・高速と合わせて下道も整備(高速が下、下道が上)
・下道脇にはサービス道路(幅5.5m)、歩道も整備
・延長15.5km、下道11.4km
・高速片側2車線、下道も片側2車線
・開通IC:三郷中央IC、松戸IC、市川北IC、市川中央IC、京葉JCT、市川南IC、高谷JCT
・国道6号、首都高の渋滞緩和に期待!
・首都高を通らず常磐道、東北道、関越道へ!常磐道方面から湾岸エリアも行きやすく!
東関東道から18~26分短縮という試算が出ています

いきなり合計8車線の道路が出現するインパクトは大きいです。

沿線の千葉県には物流倉庫等が多く立地し、トラック等による渋滞、生活道路への抜け道が慢性化しています。
またディズニーランドや超大型ショッピングモール等も立地し観光効果も見込まれることから、近年の高速道路としては異例の片側2車線、さらに下道も一括整備という方法を選択したものと思われます。

今回は下道を走ってみました。

信号があるものの、道路自体はキロポストもついており高速道路と同等のスペック。
まるでゴルフボールの侵入を防ぐかのような完璧な防音壁が装備されています。クレーム全盛期の現代において文句を言われないようにしたのでしょう。
歩道橋は橋梁をケチっている感じはするが、一部エレベーター付を採用するなど国がいかにお金があるかがよく分かる道路です。

下道はバイパスのためコンビニ等の商業施設が一切無い状況に配慮し、道の駅いちかわがオープンしました。
道の駅には自販機とトイレのほか、イートインスペース、カフェ、売店も併設しておりネクスコも顔負けの繁盛ぶりでした。
これ将来建物増築した方がいいんじゃないの?という満員ぶりでした。お祝いだからかもしれませんが。
 

6/13現在ではグーグルマップにも反映されておらず、車載ナビにおいてもまだ載っていない車がほとんどでしょうから渋滞等車両が多いという印象は受けませんでしたが、これからナビに載ってきたり物流各社がルートを変更するとこの道路も混み始める気がします。そういう時に信号制御の改良等で乗り切れるのか、下道3車線の計画はあるのか。見所です。
走った時点ではまだお祝い目的の車が多かったためか流れは60km/h程度でしたが、お祝いの車がいなくなった途端暴走族の名所にされないかが不安です。オービス等の設置も進むかもしれません。

計画から50年。計画を立てたお偉い役人は既にこの世にいないかもしれませんが、業界関係者も感無量だという記事も出ています。
引き続き関越~東名間の開通に向けても努力して頂きたい所です。