5分で納得!新元号システム1ヶ月で間に合わない理由5つ

新元号が何になるのか現時点ではまだ分かりませんが、例えば平成からXとなった場合「単純に置き換えれば良いだけでしょ?」「早くしてよ」「すぐできるでしょ。前はできたんだから」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。色々複雑なパターンを検証する必要があるのです。
政府は1ヶ月前に新しい元号を発表するとしていますが、システムエンジニアからすれば1ヶ月では無理です。その理由を以下に述べます。
システムエンジニアの方は言い訳としてぜひご活用下さい。

①Unicodeの文字配列
Unicodeには337Bに㍻、337Cに㍼、337Dに㍽など元号が含まれています。
日本の新元号のためにUnicodeでも枠を確保するとのことですが、新元号までに間に合うかは不明です。
もしこれらを含む文書を使っていた場合、普通に置き換えてもマシンによっては文字化けする場合があります。

②様々な形式
平成31年5月と表記する文書もあれば、H31.5やH31/5、平31年5月、など様々な組み合わせが考えられます。
前回の平成の際に問題にならなかったのはほとんどシステムが普及しておらず手書きで間に合っていたからです。

③UIの調整
プロポーショナルフォントの場合、文字が変わると文字の幅も変わります。
ATM等のUIやレシート等の表記、Excelの表などで崩れが起きる場合があります。

④内部で変換している場合
プログラムの内部で2017=平成29、などと対応表を作っている場合、新しい元号の対応表を付け加えないとエラーになります。
最悪ATM等のシステム停止要因になり得ます。

⑤エラーやバグチェック
全ての画面は英語の命令文を書いたプログラムで動いています。
新しい元号になったと想定してエラーやバグチェックをあらかじめ済ませておく必要があります。

システム担当者はGW全て潰す勢いで動作確認及びチェックをしなければなりません。
どんなに優秀なプログラマでも、H31.5.1 0:00になるまでシステムが本当に正しく動くのかは分かりません。
人間を便利にするためのシステムは全て誰かがコードを書いたものだと考えれば、チェックも含め最低半年は必要なことが理解頂けるでしょう。

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