コンビニ各社が商品引換・割引券を大量に配る訳

ネット等でその場で当たる!もらえる!と以下のような企画を見たことはありませんか。
・お茶を10,000名様にプレゼント!
・ファミマのお菓子を10,000名様にプレゼント!
・セブンのお菓子を3,000名様にプレゼント!
・セブンのコーヒーを100,000名様にプレゼント!
・アイスを4,000名様にプレゼント!
・いろはすを60,000名様にプレゼント!

ただこれらは無条件でもらえるわけではなく、「所定のアプリで抽選」「ツイッターをフォローして抽選で」「ヤフープレミアム会員限定」「スマートパス会員限定」などそれぞれに条件が定められています。
また引き替えできる商品やチェーンが限定されている場合もあります。
本部とメーカーがタッグを組んで金出して各媒体にクーポン配布をお願いしているわけですが、なぜこのようなことをするのでしょうか。
理由は「クーポン引換だけでも客数に計上される」「とにかく1人でも客増やしたい」からです。
今までのようにCMを打てば無限に客が増え続ける時代は終わりました。店舗数が増えている以上、客の取り合いになるのは当たり前。通販やドラッグストアの普及でコンビニに来る客は25ヶ月連続減り続けています。
そこでここ数年各社が強化しているのが、外部媒体への飴配りによる集客強化です。
本部からしてみればぶっちゃけCM打つより安く効果が高いんですよね。例えば10,000名様の企画なら一個100円なら100万円で済みます。100万円など本部からすれば紙切れみたいなものですからサクッと払えます。CM出すなら1,000万はかかりますからね。桁が一桁違います。
CM見たから行こうという客は少なく、商品引換券や割引券が当たった客なら「しょうがないな。ただでもらえるなら行ってみるか」となるわけです。これは本部の思うつぼです。本部としては店に来させれば目的達成なわけです。

このような飴で客を誘引し、客が来店すれば「あわよくばついで買いしてくれるだろう」と淡い期待をしている本部。
ただ実際はそんなに甘くなく、クーポン引換だけの客が多かったり、スマホの画面見せて「これどうやるの?」という客がほとんど。
そしてそれらの客への対応は現場に押しつけて終わり。客増やしてやってるんだからいいでしょというような割り切った態度。
本部が発行した引換券や割引券の客は本部社員がレジ打ってくれるのであれば良いですが、本部社員?一ヶ月見たことないなという店長がほとんどでしょう。趣旨自体は悪くないのですが、最近はあれもこれもと割引や引換を配りまくるのが大手三社で過熱気味になっているように思います。本部は自分の金だからどうしたと言いそうですが、セコワザで客数を増やそうとするのではなく少し落ち着いて「純粋に美味しい商品を作って客を増やす」原点に戻った施策をしてみてはいかがですかといいたい物です。