激安4Kテレビの真実「なんちゃって4K」とは

4Kテレビも安くなったように思いますが、これは実は中国が数年前に発明したあるコストカット法が取り入れられているのです。
ここ数年で出てきた「RGBW」という概念について説明します。
以下は目安としてご覧ください(色の並びは目安です)

通常、画面の1ピクセルはRGBの3色で構成されていて、4Kであれば当然3840*2160のピクセルを持つわけです。メーカーに聞いても「RGBWでも解像度は同じです」と答えるでしょう、そうあくまでもカタログスペック上では変わりが無いのです。
しかしこのRGBWはその三色にW(ホワイト)を追加しています。白色が増えてラッキーと思うのは間違いです。
1ピクセルの面積は変わりようがない上に、白は実質色がないことを意味しますので、白が増えるとRGBの色の量は減ってしまいます。
一言で言うとRGBW=色の量が減ると考えて下さい。「あなた今日から絵の具パレットの面積25%減らしますから」と言うようなものです。
アンパンマンで言えば「顔が汚れて力が出ない・・・」でしょうか。
これは1ピクセル単位で話をしていますが、画面全体でとらえると映像が白っぽく見えるという現象に繋がります。
RGBの分の面積を圧縮することでコストカットでき、安く4Kテレビを作ることができ、同様に消費者も安く買えます。
このためネットでは「なんちゃって4K」や「疑似4K」「75%の解像度」なんて叩かれているのです。

75%の解像度というのはかわいそうな言い方だと思いますが、素人から見ればほぼ違いが分からないので「所詮800万分の1の話でしょ」と言われればそこまでだし、「安けりゃOK!」「映ればOK」「安く4K買えたラッキー」という人も中にはいるでしょう。
ネットでは小さい技術的な話が誇張されて表現されがちですので、気にしない・承知の上で買うというのも一つの選択肢だと思います。RGBWのテレビでも、メーカーの映像処理エンジンの工夫であまり違いが見えないケースも多いです。
一部の熱血店員からは「このパネルはRGBWですのでダメです」と言われる場合もあるでしょう。
今後RGBWW、RGBWWWなど素人に分からないようにコストカットしてもおかしくありません。

パナソニックだけは正直に機種ごとにRGBWであることをWebで公表していて、「白っぽく見える場合があります」などとデメリットまで表記しています。やはりパナソニックは信頼できるメーカーですね。
安ければ良い・映ればいいという人には関係の無い話ですが、高い買い物なんだからちゃんとしたものが欲しいという人は技術的な内容まで細かくチェックすることをお勧めします。