コンビニが閉店する6つの理由と現場の実態

新しいコンビニができる一方、閉店するコンビニもあります。
店には閉店の告知はあってもなぜなのかまでは書いてくれません。
およそで推測するしかないですが、理由を並べておきました。

1.オーナーが疲れた
10年や15年で契約更新の期日を迎えますが、そこで「契約を更新しない。辞めます」といえば閉店となります。
特にオーナーは定年がないのですが、70や80になると業務を遂行するのもしんどいので店をたたむ人も多いです。
立地の良い店の場合は他のオーナーが引き継いでまた営業する場合もありますが、売上の低い店は放置か取り壊しです。

2.本部と揉めた
例えばサークルKはファミマに合併?吸収?されましたが、サークルKはかなり閉店したと聞いています。
なぜかというと、「あくまでサークルKに加盟したのであって、ファミマに興味はない」というオーナーの意見。
オーナーがよくても地主がNGで諦めたという店もあります。
大手チェーンの仲間入りをしたいというオーナーは改装に同意したそうですが、そうでないオーナーはもう歳だしいいやと言うことで辞めていった人も多いです。合併や吸収の他、本部側からのいわゆるチャージ(上納金)の値上提案で揉めたとまではいかなくても考えの不一致で閉店になることも多いです。送金拒否や離婚、夜逃げによる閉店もあります。

3.従業員の不祥事
いわゆるアイスクリームの中に入ったという不祥事など、SNSで拡散されてチェーンイメージが下がった場合は閉店となる場合もあります。
FC契約を本部が「解約」を通告すればそれは営業終了を意味します。

4.売上が落ちた
コンビニの未来は、残念ながら暗いです。ドラッグストアやスーパーなどの24時間営業競合が増えており、わざわざ高いコンビニで買い物をする人は減ってきています。
日本フランチャイズ協会のデータでも、既存店売上高は現状維持か0~2%減というデータになっています。
仮に年間2%減とした場合、10年経過後は日販55万の店は日販45万になるわけですから痛いですね。
本部のシミュレーションと違うということで金も貯まったし次の契約更新はしないというオーナーも多いのではないかと思います。
55万の日販でも30年後は日販30万ですから、30年経ったら引退するオーナーが多い理由が分かります。
この理由による閉店の場合は単純な閉鎖ではなく、立て替えや駐車場拡張、移転で対処する場合もあります。閉店後建物を放置して数ヶ月経った場合は、次のオーナーもつかないほど売上が低かったと言う事になります。

5.人手不足
従業員が集まらなくなったという理由で閉店するオーナーもいます。
立地によって客は来るけども従業員が集まらないという店があります。特に研究所や企業立地の場合、安定した身分があるのでわざわざ最低賃金に毛が生えた程度で社保もボーナスもないコンビニで働くという人はいないですよね。
従業員がいないとオーナーが24時間レジ打ちしなければいけない訳ですから、従業員がいかに大事かがよく分かります。
次の店をメガフランチャイジーが拾った場合は、人手不足に関しては他店から融通効くので苦労することはないのかもしれませんね。

6.万引きが多い
万引きが多かったり、治安が悪いという理由で閉店する場合もあります。
どうしても箱(店)は開業するまで分からないことがたくさんありますからね。

○閉店する店の実態-客のいないコンビニはオアシス
コンビニ閉店は本部社員には2~3ヶ月前、店の従業員には30日前に告知され、店舗には2週間前程度から掲示で告知されます。
従業員は再就職斡旋といいますか近くの直営店舗の紹介をしてくれますが遠かったりして断ってる人も多いのが現実。
閉店前には弁当やサンドイッチ、パンなどの中食を除くすべての商品が3割引となり、最終的には5~7割引まで値引します。
本は返品できるので値引きしません。
コンビニ会計上廃棄すると店の損になるので「何円でもいいが値引きしてでも売れ。とにかく現金化。廃棄はするな」と言われましたけどね。
私も閉店に立ち会ったことがありますが、客は何かを悟った感じ、店はもぬけの殻ですが従業員は明るかったですね。
高校生従業員が閉店当日の早朝買いに来たので、定価150円のジュースを30円ぐらいで売ったり。
客の来ないコンビニは天国ですから、朝9時に閉めて昼過ぎまでジュース10円とか乳飲料10本で100円とか会計して従業員でパーティしてましたけどね。実際は9時に閉めるといっても今いる客が外を出てからすぐシャッターや鍵を閉めるという形ですので数分過ぎることが多いです。

皆さんが会社を辞める理由が様々のように、コンビニが閉店する理由もそれぞれドラマがあって様々です。
店員に聞いてみるとだいたいはわかりませんと濁されるでしょうが、たまに教えてくれるかもしれません。

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