たった一言!バイト時給を上げる交渉術8つ

アルバイトに応募すると、必ずまとわりつくのが時給。
時給が高ければ高いほど同じ収入を得るのに少ない時間で済むので、精神的肉体的な負担も軽く済みます。
何も言わずに働いていると特に学生は最低時給のまま働かされます。これは非常にもったいないと思います。
「昇給あり」と書いてある職場でも向こうから提案がある事はまず無く、こちらからの提案で渋々というケースが多いです。

時給は本部が決めるのではなく、ほとんどは店長裁量・つまり店で決められます。
私も過去にプラス20円・プラス30円と時給が上がった経験がありますが、どのようにすれば上がるのかまとめました。
2020/11/8追記:内容は2018年の内容です。感染症で世の中は大きく変わり時給アップは殆ど不可能になりました。時給アップが通らなくても雇われているだけありがたいと感謝するしかないでしょう。お金がない人は他店と掛け持ちするか、行政に支援を相談しましょう

1.「この時給では人来ませんよ」
時給上げてくれと言いづらい人はこの方法が効果的です。
店長はお金はあるけど人手不足に悩んでいるので、時給で解決するならと上げるケースが多いです。
これを言うと次の日には新人の時給上げて紙張り替えて募集すると思いますが、今居る人は新人と同じかそれ以上の時給設定になります。
※もしなっていなければ新人より低いと伝えれば上がります
「せめて○○円にしないと来ないと思いますよ」「あそこの○○店は○○円ですよ」などとすると何となく目標額を伝えることも可能。同じ地域・同じ業種・同じチェーンの求人があれば印刷して持っていくと効果的。

2.「少しベアしてもらえますか」
大学生など少し賢い人の場合はベアの意味が分かると思いますが、定期昇給という意味です。

3.「○○やるんで時給上げてもらえますか」
例えば小売業なら精算や発注、シフト作成など店長がやっているような特殊業務をやるという条件をつければ上手くいくかもしれません。

4.「時給上げてくれないと辞めます」
経営者や店長は辞めますという言葉に弱いので、そこにつけこんで交渉します。
経営者は頭が良いので辞めた後の求人費用と時給上げる負担分を瞬時に天秤にかけて時給上げた方が安いことに気づくので、大体は成功します。

5.「時給上げてくれたら一本化します」(※掛け持ちを伝えている場合)
例えば吉野家と松屋を掛け持ちしている人が居たとして、吉野家に一本化したい場合は店長にさりげなく「今松屋と掛け持ちしてるんですよ~」などと掛け持ちしている旨を伝えた上で、数ヶ月後に上のセリフを言えば顔色を変えて時給上げてくれたりするかもしれません。
なるべく違う業種より同じ業種、違うチェーンより同じチェーンの方が効果的です。

6.店長の仕事を奪い取る
店長がやってはいるものの「しなくてもいい」などと言われている仕事を率先してやることで評価が上がります。
これを半年か一年地道に続けていると時給に反映されるでしょう。
例えば商品・備品の補充や販促物の取り付けなど。返品作業などお金に関わる物は下手にやると怒られる場合もあるので注意。
人間楽をしたい生き物である事は店長も変わりありません。
店長に仕事させないぐらいの勢いで仕事を奪い取っていきましょう。

7.実績が必要
上のような偉そうなことを言って交渉成立するには、最低半年~1年在籍し、遅刻や欠勤がないことなど勤務実績も見られます。
遅刻や欠勤の多い人はまず時給上げろなんて言わないかもしれませんけどね。
またあなたが来て職場の雰囲気が変わったか、客が増えたか、なども店長はこっそり知っているケースが多いので実績が無いならば何かしら言える物を作っておきましょう。

8.最低賃金をダシに使う
最低賃金が上がれば、新規採用者は必然的に毎年上がります。それなら既存の人も上がらないと不公平でしょう。これをダシに使い、最低賃金分のアップを交渉するのも一つの方法です。

○いくら上がるの?
一気に100円上がるようなケースはごく稀で基本的には一回の交渉で上がるのは30円程度です。一つの交渉の目安としては毎年行われる最低賃金の上昇額で交渉するのが一番簡単で成功しやすいです。
たった30円?!と思うかもしれませんが、一日5時間で週3日(月12日)働けば月1,800円にもなります。かなり大きいことが分かりますね。

○上がりすぎても困る?!
学生の場合、月8万ちょっとを超えると親の扶養から外れて大変なことになってしまいますので、時給が上がった場合には勤務時間を調整してもらうなど扶養から外れないように注意しましょう。もし外れた場合は保険証が無効になり医療費10割負担になってしまいます。

もし「時給を上げられない」という回答が来たときの最終手段は「交通費や手当としてでもダメですか?」
会社によっては時給を上げる時に必達の資格や稟議を出す必要があり、なぜ必要なのかと理由の記入が必要になりますが、交通費や手当であれば店舗裁量でつけることができるので割とすんなりと通るかもしれません。
景気が上向いている影響で色々な物の物価がちょっとずつ上がっています。時給もそれに応じて上がらないと生活が逼迫してしまいます。
「時給上がらないんですか?」
この一言で上がるケースも多いので、皆さんぜひお試し下さい。
そしてこの記事を参考にして上がらなかったとしても責任は取れませんのであしからず。