避難所自販機破壊、実は善意?災害対応自販機の誤解

能登半島地震において避難所の高校で自販機がチェーンソーで破壊されたが、犯人はその自販機の中身を避難所に置いていき警察も事件性はないと判断したようだ。犯人が主張する「管理者の許諾を得た」という部分は仮に管理者がいれば自分で鍵を開けるという点で真偽不明だが、警察にも人の心はあったという所だろう。しかし自販機は緊急時のライフラインとして認知されながらも災害時にそれが実際に機能しない事実がハッキリと露呈した部分は否めない。
災害対応自販機は各社が設置を進めているが、災害を自分で検知して無料販売になると思われている人が多いようであるが、実際は異なる。あくまで管理者がマスターキー等を差し込んで所定の操作をしない限り無料販売とはならず、地震を自動で検知して無料販売したり、コカコーラ等の一部を除いて通信等の遠隔操作で無料販売出来る訳ではないようだ。大地震においては基本的に通信基地局がまずやられるので、一定以上の揺れを感知かつ通信が半日以上できなければ自動で無料販売というのも良いかもしれない。
管理者が鍵を持っているというのが前提だが、管理者も被災に遭って現地に行く事が出来なければ意味が無い(管理者も自分の命最優先で自販機は後回し)訳で、マスターキーに加えて通信等の遠隔操作で無料販売出来る形式が好ましいだろう。ライフラインが遮断されてもとにかく水さえあれば生き延びられるという観点からも政府は全国の自販機メーカーに対して災害対応型への置換を進めるよう指示を出すべきである。