大手キャリアがテザリング有料に踏み切る理由4つ

テザリングとは、ノートPCやタブレットなどをスマホのLTE通信網に接続してネットを閲覧できる機能のことを指しますが、大手キャリアは今までこれを有料としていてキャンペーンで無料という状態を継続してきました。
しかしこの春ぐらいから無料を打ち切り有料にするというのです。
文句を言っている人も多いですが、なぜなのか理由を並べてみました。

1.新たな収益源の確保
大手三社ともCMをバンバン流したり牛丼屋やドーナツ屋でのタダ券を配ったり、顧客を逃さないためにあれこれと金をかけているのは事実。
一方通話では定額を導入してしまっており利益確保は難しい。通信も安くしないと格安に流れてしまうため競争力のある価格に値下げしてきている。有料サービスやタブレットの抱き合わせなんてやってしまうとすぐ炎上するのが今の時代なので下手にできない。そういう中で無料扱いしていたデザリングを今有料にするのは一種の経営戦略かもしれません。

2.販売店に来る客を減らす
販売店は、今パンク状態です。繁盛店に行くと1~2時間待ち、3時間待ちなどは普通。電話でのサポートも混むようになってきており30分繋がらないなんて状態も日常茶飯事。ほとんどはiPhone客ですけどね。そういう状況の中で「テザリング繋がらない!」「東芝のタブレット繋がるようにしてくれ」なんて客が来ると本命の機種変更や新規などの客が帰ってしまい利益にならないのです。テザリングを有料にしてしっかり内容やリスク等を理解した客のみに加入してもらうという本来の体制に戻そうという動きなのかもしれません。

3.高度な質問は困る
上と似たような理由ですが、「DHCP機能はどうなのか」などと高度な質問を投げられると販売店では対応できません。販売店も人手不足に陥っておりテザリングに対応することで不要なサポート業務、本来の通信会社の内容を超えたパソコンメーカーのサポート業務までやらされているのが現状です。負担を減らすために本来の新規や機種変更など端末を売る業務に専念できるようにしましょうということなのかもしれません。

4.ピークトラフィックの削減
ほとんどの人はスマホで毎日YouTubeを見ていてトラフィックは5年前の何十倍だとか何百倍になったと言われています。
そのようなスマホの通常の通信でさえギリギリなのに、テザリングだと一気に大量通信を行うユーザーが多いです。
なぜならパソコンはウインドウをいくつも立ち上げできてダウンロード専用のソフトもあるぐらいですのでスマホと比べて環境は段違いです。
しかもそういうユーザーに限って速度や正確性に細かいのでサポートにケチをつけてきます。
「容量を買ってるんだからどう使おうが自由だ」「何日間でいくら使うと制限かけますよというのがあるから一緒だ」という意見は確かにありますが、そういうユーザーが有料化で一人でも少なくなればLTE帯域が安定して今後の通信料値下げや安定した通信、インフラ整備に繋がっていく可能性があるのです。

まとめると「収益源確保のため」「サポート業務を減らすため」「通信の安定を狙う」
この三点で有料化に踏み切ったものと思われます。テザリングをするユーザーは全体の1割いるかいないかの話ですのでテザリングユーザーしか集まらないネットでは話が大きくなりがちですがリアル世界ではたいした変更では無いと受け止められるでしょう。

コメントする(承認制)