FIT NBOX FREED VEZELアイドリングストップしない13の条件

ホンダ車は、他社の車に比べてアイドリングストップの条件が厳しく設定されており、「一回の運転の間で全くアイドリングストップしなかった。故障では無いか」という話もよく聞きますが、ほとんどの場合故障ではありません。
マニュアルの中に条件が書いてありますが、誰も読む人は居ないでしょう。

以下の場合は、アイドリングストップしません。
・運転者がシートベルトを着用していない
・冷却水の温度が低い、高い
・トランスミッションフルードの油温が低い、高い
・エンジン始動後5km/hを超えないまま止まったとき ※渋滞
・急な坂道で停車した時
・セレクトレバーがD以外の時
・ボンネットが開いているとき
・バッテリーの充電量が少ないとき、バッテリーの温度が5度以下の時
・外気温-20度以下または40度以上でのエアコン使用
・エアコンをHiまたはLoにて使用の時
・停車中にハンドルを動かしたとき
・大量に電力を使用しているとき
・キャパシタの状態がよくないとき

これを実際のケースに当てはめて考えると以下のようになります。
・冬または夏
・夏場であっても冷え込む早朝に動かす場合
・渋滞やノロノロ運転
・しばらく運転しなかったとき(1週間等)
・バッテリーの寿命
・電飾品を何十個もつけているとき
・極端に暑い地域または寒い地域

以下のことを全てやってもアイドリングストップしないのであればどこかが壊れていると断定してよいでしょう。
1.外気温が10~20度程度の状態で、エアコンオフにして30分程度一般道を走行してもアイドリングストップしない場合
2.バッテリーを満充電の新品に交換してもアイドリングストップしない場合
3.ユーザーで追加できる電飾品を全て外しナビだけなど最小限にしてもアイドリングストップしない場合

このように厳しい基準となっていますので、「アイドリングストップすると寿命が縮む」などと言っている人も居ますが、ホンダ車はむしろ寿命が長くなるように配慮されていると言う事でしょう。するかしないかは車が決めることですので機械に任せておけばよいでしょう。