リニア実験線、勿体ない現実 開業まで観光路線として営業すべき

全速前進で工事を進めているリニアであるが、開業すると新幹線の客が3割移るという試算を国交省が出したが、実際は1割ぐらいかもしれない。それはさておき実験線は現在山梨県内のみを走行していてJR側が認めた人以外乗る事ができず、事実上山梨の観光スポットとなっていて川勝知事はリニアには賛成だが感染症もありビジネスの需要は低下するとかねてから発言しており、それは観光路線として営業すべきという事を暗に示唆している。試乗というならまずは静岡県民希望者全員、Aqoursファン全員(ブレード保有者または円盤購入者)、その後に全国の人達とすべきだろう。
知事が乗ったり沿線首長が乗ったりするという事は、それはすなわち観光で何か出来ないかというメッセージであろう。しかしその中で東海はオリジナリティを一切出さず同じ車両をひたすら走らせて抽選に当たった人、及び有名人や議員等を試乗させているだけでビジネス路線一辺倒で面白味がないのが現実である。前社長のやり方を踏襲して丹羽社長は試乗頻度を増やしたようだが、ここにもメスを入れるべきだろう。開通前の新東名ではマラソン・ウォーキング・サイクルレース等が開催された訳で、このように開業前にしか出来ない事をやろうという気概が感じられない。
しかも開業前であればある意味で閉鎖環境にあるので車両のラッピングも自由、ダイヤも自由、速度も自由であり、騒いでも大声を出してもライブをしてもファンが密集しても一般客と企画客が交わる事もない、一般客に迷惑が掛からない、多数の客が来ても制御可能、後ろの車両もいないので使い放題なのであり、この時間を無駄にするのは勿体ない。せっかくJR東海はAqoursとコラボしたのだから、営業線ではやりづらい入線メロディ・発車メロディ・期間限定の車両ラッピング・車内でライブ・あえて速度を落として200km/hで走行等、様々な企画が実施できるはずだ。東海道本線でラッピング列車をやろうとすると各県の広告条例に引っ掛かるので面倒だが、実験線なら山梨だけなので山梨県知事がOKならOKなのである。沼津駅から実験線まで100kmぐらいなので、貸切バスを手配すれば十分移動出来る距離でありチケットは沼津駅で購入という事にすれば市の税収にもなるはずだ。乗るだけなら最悪開業後でも乗れる訳で、スゴイカタイ考えを捨てて開業前にしか出来ない事をひねり出して実行に移してもらいたいものである。