JR東海が在来線ホームドア設置に消極的な理由 可動柵は売上ゼロ?

JR東海は、新幹線へのホームドアは順次進めるとしているが、在来線に関しては名古屋駅・金山駅、今後設置予定は千種・大曽根駅のみと動きが鈍い。車内で酸っぱく「駆け込み乗車は、お客様のお怪我につながる等、大変危険です。おやめ頂きますようお願い致します」とアナウンスしているにも関わらずだ。国や自治体から補助が出るとしても鉄道事業者の負担が発生する訳で、東海の本音は「ホームドアは金を生むのか」「設置したら売上が上がるのか」という部分であり、これに関して言えば反論できる人はいないだろう。これと同じロジックにより、トイレは金を生まないのでトイレにもあまり投資していない。東は首都圏ほぼ全駅に設置が完了しているが、これは山手線が死ぬと京浜東北線に波及、そして全線に波及という首都圏の路線構造を踏まえて整備を急いだ側面は否めない。投資の効果が出たのか、東では昔のように首都圏全滅というような大規模輸送障害はなくなった。10年後金のなる木に育つ可能性があるならなんでも投資するのが東、投資するのはいいが見返りの収入が得られない分野には投資すらしないのが東海スタイルであるが、社長も変わったのでその辺の考え方が変わる可能性は十分ありうる。

こちらは金山駅のホームドアであるが、大手鉄道事業者として割と後発の部類に入るが設置するからにはしっかりした物を取り付けますよというメッセージを感じる。「1番大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ(1期4話)」という事で、東海管内での人身事故はあまり聞かないが、だとしてもラッシュ時に一律シャットアウトできたり駆け込み乗車防止、旅客の安全性向上、及び安全確認の補助として効果がある訳でバリアフリー割増を取るのならば名古屋圏を中心に整備を進めてもらいたいものである。