川勝知事「JR東海が崖下に落ちる事にならないように」もはや答えでは?

川勝知事が10日の記者会見で「決めた事を、わき目も振らず邁進して、場合によっては前に崖があるのも知らず突き進み、崖下に落ちるような事にならないように」と発言したようだが、これはもはや答えといっても過言ではない発言だろう。しかもその後に「全国の国土を見てきたが、その中でも静岡の事を憂慮している」「静岡の事を一番に考えている」「丹羽社長は柔軟で高く評価している」とこればまさにビンゴである。
静岡県はリニア・のぞみも通過、ひかりやこだまも本数が少ないので新幹線の恩恵をあまり受けておらず在来線主体であるが、それと駅周辺の厳しい開発規制も相まって人口減少が進んでいる節は否めない。では本数を増やせば良いのかというとそういう単純な話ではなく、トップのみならず社員全員に観光路線を浸透させる事及び社長や上層部が替わったとしても今の少なくとも県内における観光路線から踏み外すことのないようにという事を言っているのだろう。県内だけを見るとリニアという絵に描いた餅を唱える前に在来線の資産を生かした各種コンテンツ等とのコラボをやるのが先決であり、今まで新幹線を大量に運行し人口減少を加速させてきたのはJRなのだからJRが責任を持って少なくとも20年前の人口レベルまで持っていくべきだという事を言いたいのだろう。赤字のJR四国がここまで頑張っているのだから東海に出来ないはずがなく、トップの号令次第であるのは言うまでもない。人口減少と観光で売っているという観点から見ると静岡と四国は境遇のよく似た存在と言えるだろう。
リニアが出来たら県内の人口が減る等のシミュレーションデータはJRは少なくとも持っているはずであり、800億掛かると言われる空港駅は採算が合わないから作らないというのであれば、少なくともその分と同等額以上を県内活性化に費やすべきであると言えるだろう。