JR東海、沼津駅トイレ改装・三島駅修繕予告 100年遅いが取組みは評価

JR東海が、沼津駅南口(改札内)のトイレ改装及び、三島駅のエスカレーター交換を予告している。特にトイレに至っては静岡県の在来線駅は和式が多く存在しており、年間3000億の利益を出している会社のトイレとは思えない惨状となっている。NEOPASA清水はトイレ大賞を受賞しているが、せっかくやるなら東海もトイレ大賞を受賞するぐらいのトイレを作るべきである。

工事の告知もかなり大々的なものとなっている。新幹線乗換口の先にある特殊な形状のエスカレーターが対象のようであり、どのように交換するのか、交換した後のエスカレーターがどのような物なのか気になる所である。JRは民間企業の割に駅単体の収支をかなり見ているようであるが、サンシャインキャンペーンで多くの客が三島駅に訪れた事により修繕が必要と判断したのだろう。工事の趣旨が全国から客を迎え入れるに相応しい場所にするという意味であれば、12月からサンシャイン第二弾を打ちそうな気配も感じる。

問題は沼津駅改札内のトイレであるが、未だに和式となっている。

9/12追記:工事が開始された。
地元民も「数十年後には駅舎高架化が予定されているのにトイレに投資するとは驚き」という声が上がっていた。JR東は民営化時にまず全駅のトイレ改装に着手したようだが、東海ではその取組みは100年遅れていると言わざるを得ず、ダイヤ様から「(トイレが古いなんて)ぶっぶーですわ!!」とお叱りを受けるのは言うまでもない訳で早急に改善してもらいたいものである。JR四国ならトイレが古くても赤字だから仕方ないとして許せるが、年間3000億の利益を叩き出している東海で金がないからは通用しない。トイレ自体が金を生む訳ではなく改装したからと言って売上は上がらないかもしれないが、1期「みんなを笑顔にするってとっても素敵な事だよ?」の通りであり、トイレは会社の顔という点を自覚すべきで利益をトイレではなくN700Sだけにつぎ込んでいたとしたら客の不満が高まるのは言うまでもなく、知事が許可を出さない理由のうちの一つであるだろう。三島や沼津に限らず県内全ての駅について、毎日使う客の目線に立って設備等の改善をしてもらいたいものである。