コンビニで現金払いは逆に店舗利益圧迫? コード決済等の活用を

個人店舗等で手数料負担が重くキャッシュレス決済を辞める店が出てきているようだが、コンビニもそれと同じと考えて店のために現金払いをしている人が見受けられるが、その解釈は誤りである。まずコンビニ店舗は本部に現金という現金は全額送金しており、店に一円も現金は残らない。その点で客が現金払いしたとしても店が使える現金は一切残らないのだ。そして現金は客も出すのに時間が掛かり、数えるのにも時間が掛かり、そして両替等の負担が重く、特に万札は客にも渡せないので販売現場からすれば一番迷惑な札と言っても過言ではないだろう。ただし切手・チケット・代行収納等、キャッシュレスでは購入出来ない商品やサービスが一部存在するので注意。

では、キャッシュレス決済はどうか。こちらは手数料が発生するが、本部という大口契約なので普通に個人で契約するよりも手数料は優遇されており、さらに本部が半額負担するので店負担は1%台に収まっているケースが多い。1000円の商品をキャッシュレス決済した場合の店負担手数料は約10円であり、現金客と60秒やりとりした場合と比較すると20円の削減、これが400人となると一日8000円の人件費削減となる。コンビニにおける現金払いは店のためになると思っている人は考えを改め、何でも良いので自分の好きなキャッシュレス決済で購入するようにしてもらいたい。