国交省は、2024年度予算概算要求に高速の深夜割引の見直しを盛り込んでいる。これは入口または出口料金所の通過時間が0-4時であれば全区間割引とするものを見直し、22-5時に高速道路上の所定のポイントを走行した部分だけを割引対象とするものである。ポイントは本線上に概ね50kmごとに設置され、2024年度中に見直しを行うとしている。
図にすると上のように取扱が変更となる。これが適用されると料金所での割引待ちあるいはSA/PAで時間調整という技が通用しなくなり、特に中日本が頑張ってマスを増やしてくれているがSA/PAの満車状態の解消に繋がる可能性も秘めている。マスコミが良く報道するのは東京インターの割引待ちであるが、逆のパターンで終了時刻に間に合わせるためにわざと速く走る・トラック等が夕方頃に入ってSA/PAで6時間ぐらい寝て割引時間帯を狙って出ていくというケースも多くそれはつまり6時間他の車両が駐車できないことを意味する。トラックや物流の部分も重要かもしれないが、全体の乗用車客から見て負荷が掛かっている部分に関しては見直しをしていく必要があると言えるだろう。
