東京五輪の卓球金メダリストが、新幹線の座席トラブルに巻き込まれたとして事の顛末をツイッター(X)に記している。双方ともに同じ席だと主張し高齢男性側が乗る列車を間違えていたというのが結論のようだが、きっぷの文字が読みづらいので間違える人も多いのかもしれない。昔は同じ席が発券されるトラブルもあったが、現在はシステムが高度化されており絶対にそのようなミスは起こらない。
新幹線座席問題は主に上の3つに分類され、これらを全てクリアしなければ他の客とのトラブルになるリスクがある。まずは乗る列車そのものを間違えていたというもので、指定きっぷの場合は指定以外の列車に乗車する事はできず乗り遅れた場合に乗れるのは後続の自由席車両のみとなる。この規則は他の客との衝突を避けるためである。また、若者でも間違える場合が多いのが号車・番号・席の読み間違いであり、数字を読み間違えていたとかAとEを逆に勘違いしていたというのは良くあるケースであり、切符に記載の内容を再確認する事が重要と言えるだろう。ただし定価より割引で買える契約切符の場合は乗り遅れ等に制約が設けられている場合がある。
最後に自由席の切符でグリーン車にいたようなケースであるが、グリーン車はグリーン券を持っている人しか立入りは許されないので自由席・指定席きっぷではグリーン車には乗れずどうしても乗りたい場合には差額の精算が必要になり東京~新大阪間だとグリーン料金だけで5000円を超える事となる。このように座席トラブルに巻き込まれて相手も認めないような場合はすぐに通りすがりの車掌等に報告するようにしよう。JRも今までの常識は通用しないという考えで小学生でも分かるように新幹線の乗り方を一から説明する必要があると言えるだろう。
