東電、処理水海洋放出開始 タンク満杯で先送りできない課題

東電は本日から、福島第一原発において処理水の海洋放出を開始したようだ。460トンの処理水を34万トンの海水で薄めるとしており、沖合から1km離れた場所から放出するとしている。
「放出自体が悪い」とか「風評被害が懸念される」としている人も多いが、これはそもそも敷地内に溜め込んできたタンクが満杯になっている事による措置であり、なぜか岸田政権のせいにされているが元々は菅政権終了直前に先送りできない課題であるとして総理権限で決断したものである。その辺の民家や道路がタンクだらけになるのを防ぐ措置と言っても過言ではない。アルプスが正常に稼働して正常に浄化されているという前提であるが、正常に浄化されていれば通常利用の範囲内で海に放出しても問題はないと言えるだろう。
茨城県知事は「30年以上にわたる重い責任を負った」静岡県知事は「科学的に良いとしても住民が良いかはまた別」とコメントを寄せているが、他国では当たり前に行われており世界の基準よりもかなり薄めて行われるという事で、敷地内のタンクが満杯という事情を考慮するとむしろ福島の未来を信じて福島の魚は旨いというような宣伝方法を取るべきで安全や風評被害等に十分配慮した上で粛々と進めていくしかないだろう。