JR東海、品川駅にプリキュア店舗開店・新横浜にポケモン装飾登場

JR東海が新幹線品川駅構内にプリキュア店舗をオープン、新横浜駅広場に装飾を施したポケモンを登場させたという事で、実際に行ってみた。プリキュア店舗は7月26日、ポケモン装飾は8月14日まで。

品川駅で新幹線に乗る人はそのまま来場できるが、乗らない人は入場券の購入が必要だ。まるでテレビ画面と言っても過言では無いぐらいかなり綺麗な印刷であり、パネルの質からインクまで全てこだわっているのだろう。

看板がゴージャスなあたり、さすが東海である。何をやっても全力で手を抜かない企業姿勢がコラボでも大いに発揮されているようだ。品川でやるのは比較的敷地に余裕がある事、品川駅に客を分散させたい意図があるのだろう。

閉店したシャッターの寸法に合わせてピッタリ作るあたり芸が細かいというか東海らしいと言えるだろう。周辺の店舗に比べてキラキラしているのでよく分かるはずである。JR東海パーサーとコラボしたオリジナルグッズ等を購入する事もできる。

こちらは新横浜駅で実施されているポケモン装飾である。この場所でここまで大規模な装飾を実施するのは過去を見ても例がないだろう。8月11日から13日までポケモンの世界大会が行われる事を記念した装飾となっている。

コラボ相手もJRから声が掛かれば快諾するはずであり、JRの知名度の素晴らしい使い方と言えるだろう。大きさもかなりダイナミックであり普通の企業が出す広告の10倍ぐらいはあるはずだ。東海は新社長になって以降会社のキャラを大きく変化させており、新幹線を基本としつつ観光やアニメに全力投球するアニメ屋さんになりつつある。ラブライブのコラボ以降覚醒したようで、新幹線+宿泊パックが連日満室とか臨時列車が数秒で完売等、アニメの持つ力は侮れないという事になったのだろう。もっと言えば「会いにいこう」は新幹線のみならず在来線やリニアも含まれ、人のみならず観光地あるいはアニメキャラ等、客それぞれの”推し”の事を指すのかもしれない。

アニメに留まらず、これまで頑なに行ってこなかった駅員体験や写真撮影会の企画もついに解禁したようだ。こどもの駅員体験は3000円、写真撮影会は6000円というJR東の10分の1以下の破格設定である為、即完売したようだ。ほぼ原価というか赤字覚悟の可能性が高く、そこでお金を取る気は無いのか、儲けるのは良心に反すると思っているのか、その辺は謎である。在来線をしっかり営業してこそ新幹線があり、新幹線をしっかりやってこそリニアがある訳で静岡県知事の「足元しっかり見て下さい」の意味にようやく気づいたのだろう。静岡県知事が1月頃に「柔軟性の無さに呆れる」とか言っていたが、連日のようにここまでやるかという大規模施策をバンバン打ち出しており新幹線一辺倒から脱皮して生まれ変わった東海の柔軟性は目を見張るものがある訳でこの調子でガンガンコラボや地域住民等と連携した施策を進めていってもらいたい。