オンライン免許講習、96.8%「便利だった」早急な全国展開を期待

現在4道府県で試行されている免許オンライン講習について、警察庁及び日本電気(NEC)がアンケートの結果を公表した。それによると96.8%が「便利だった」と回答しており、98.0%が「自分の好きな時間に受講できた」96.3%が「時間が短縮された」99.0%が「次回もオンラインで更新したい」を選択したようだ。これは菅政権時に「感染症拡大防止とマイナ普及を絡めた施策なら即採用する」という号令を受けてのもので、警察庁から上がってきて即採用された施策の一つである。悪かった点は特にないを選んだ割合が高いのは山口、京都、北海道、千葉の順になっており、西に行けば行くほど本施策は受け入れやすい傾向のようだ。

行政が実施した施策に関しては賛否両論ある事が多くアベノマスクや給付金だけでも半々になる事が多いが、95%を超えるのは極めて珍しいのではないだろうか。国民の多くが賛成する施策であれば税金を投入する意味があるというものである。特に絶対に変わるはずがないお堅い警察が変わったという点で高い評価を選択した人が多いのだろうが、警察も人の子であり県民に尽くして良く思われたいのは他の組織と同じはずである。更新のはがきが分かりやすいか・分かりにくいかという点も議論しており、「あなたはオンライン対象です」という文言に変えたら上がったという所もありアンケート結果を踏まえて改良した県警もあるようだ。全国展開は2024年度末と言われているが、今後の警察の評価指標としてオンライン受講者数を入れれば気合いを入れて頑張る県警も出てくるはずであり、一日でも早く多くの県警で実施される事を期待したい。