JR東海「ぷらっとこだま」買い方・予約・料金解説 グリーン車半額?!

JR東海の「ぷらっとこだま」を利用してみた。公式でも注意画面が表示されるが、東海道新幹線が3割引でグリーン車差額が最安1000円で乗れるという魅力的な特典の一方、以下の制限事項がある。
・乗換改札はご利用頂けません
・停車駅限定(東京⇔静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪)
・当日分の購入はできません(最低でも翌日以降)
・購入後の日付、設備、便の変更は一切できません
・記載駅以外での乗降車は一切できません(東京⇔品川を除く)
・座席の変更はできません(規則上はNGだが乗務員の許可を得れば可能)
・乗り遅れた場合は即無効となり、乗車券から買い直しが必要です(JRが遅れた場合を除く)
・個人情報入力とクレカ入力が必要(匿名では購入不可)

東京駅で東の在来線から来た場合、乗換改札は弾かれるので一旦改札外に出て、正規の入口(八重洲口)から入る必要がある。結構手間だが、安く買っているので文句を言える立場ではございませんというのが本音だろう。改札の混雑回避を目的としているのが読み取れる。
 
乗換口に差し込むとエラーとなる。なぜならぷらっとこだまは切符ではないからである。運賃料金の効力は持たず指定した区間の新幹線に乗れる権利を持つ券と考えると切符ではないという主張は確かにロジカルだ。ぷらっとこだまの乗車券類を発券していない場合は、改札外の青い機械で発券できる。QRボタンを押し、サイトで指示されたQRをかざすとパス入力画面になるのでパスを打ち込む。
 
すると当該予約が表示され、乗車券類が発券される。

細長い用紙と乗車券類2枚出てくるが、細長い方をいつものクレカ控えと思って捨てると損するので注意。細長い方はキヨスクで使えるドリンク引換券となっており、660ml以下のドリンクまたは500ml以下の酒1人あたり1本と交換できる。ドリンクはペットボトル飲料に限らず、チルド飲料(スタバのコーヒー等)でもよいようだ。

グリーン車の方が一番割引率が高いのでこだまのグリーン車に乗車し、ドリンクを嗜みながら旅を楽しむと良いだろう。

自販機での静岡茶の取り扱いも増えてきた。宿泊パック商品だったので、帰りは猿田彦コーヒーを引換した。

そして浜松で弁当を買って東京行きに乗り込む。乗り遅れは買い直しが必要という規定は若干使いづらい部分があり、こだまの混雑緩和と転売防止を両立するならば「乗り遅れ時は窓口で身分証を提示すればこだま限定・当日に限り再発券可能」みたいな運用にするのも一つの手と言えるだろう。各駅停車なので走行時間が短く安全であり実質ぷらっと静岡みたいな感じであるが、興味のある人はぜひ使ってみてもらいたい。