JR東海「HC85系」乗車記 ひだ・南紀に投入 新幹線並の静粛性に衝撃

JR東海の「HC85系」に乗ってみました。2022年7月に製造された新車でブルーリボン賞も受賞しているようですが、外観は東海らしさを継承しつつも内装は私鉄を意識したものとなっています。2023年7月からは南紀にも投入されました。
○どうやったら乗れるの? -名古屋駅に行けば乗れます。
○座席種類は? -自由、指定、グリーン車があります。
○フラッと乗ってもOK? -車内改札があるのでその際に精算して下さい。

外観の見た目は相変わらず東海デザインですが、内装は新幹線を上回るぐらいの近代的なデザインとなっています。東海管内の在来線特急で電源・Wi-Fiを装備した特急の形式は初めてではないかと思われます。客は外装にも内装にも興味は無いので古い型を走らせておけば良いとか新幹線以外への投資は無駄という考えから脱却したようです。

座席はこんな感じで、関東の私鉄特急によくあるデザインを取り入れた感じがしますね。

車内は広く感じる工夫が随所に施されています。全席電源完備です。指定席はどれも色は同じですが、グリーン車は座席の色が違います。座席は若干固めですが、ホールド感があるので長時間座っても疲れる事はないでしょう。

机も大型のノートPC等を広げられるぐらい広めになっており、窓側の肘掛け横のヘコミはかなりありがたいですね。

停止時と走行中で照明の色が変わるようです。走り始めるとディーゼルを搭載したハイブリッド車でありながらディーゼルの音が殆どせず、まるで電車、もっと言えば新幹線に匹敵する高い静粛性をもっています。名古屋から出発する際、最初の20分ほどは後ろ向きで走行します。ハイブリッド車として国内最速120km/hを謳っています。ちなみに気動車最速(130km/h)はスーパーはくととJR四国でしょう。

名古屋から尾張一宮まで乗ってみましたが、徐々に晴れてきました。窓もかなり大きめで、座席から車窓を撮るとイメージカラーであるオレンジ色が入る仕掛けは秀逸ですね。

特急列車なので、乗車券とは別に特急券が必要です。指定の席に座っている人は検札はパスされます。伝統工芸品が展示されていました。


水回りもかなり綺麗で、ウォッシュレットまで付いています。新幹線含めて吸い取り式でただの便座を取り付けただけの列車が多いですが、私鉄と勝負するにはウォッシュレットは必須でしょう。将来的には既存の特急(しなの・ふじかわ・伊那路)も置き換えるのかもしれませんね。良い意味で東海らしくない私鉄っぽい内装になっていますので、興味のある人はぜひ乗ってみてください。