裾野市のスプリンクラー誤作動問題で、裾野市は「公金を出すには理由が必要だ」「原因不明なので出せない」「市に過失はない」等と損害賠償を拒否しているが、和解金という名目での協議を進めるという報道があった。これに対して楽団側は「理由が明らかになっていないのは問題」としつつも納得できる額であればどういう名目でも受け入れると発表した。
長らく膠着状態が続いていたこの問題が急に動いたのはいつまでもこの問題を放置する事は県にとっても好ましくなくマイナスイメージになるとして政府あるいは川勝知事が裏で指示した可能性も否めないが、楽団側も市から金をぶんどってやろうという考えではなく楽器が使えなくなったので買い替えたいというだけであり、それでも一本数千万の楽器もあるはずで既にこの世に存在せずカネで解決しない楽器もあるかもしれない。市は濡れても音が鳴るからいいだろと考えているのかもしれないが、吹奏楽部を見れば分かるが楽器の演奏者は楽器と一心同体が求められ前後の入念な準備の元で万全の状態で音を奏でる事が楽器に与えられた使命かつ果たすべき役割で完璧な音が出せない楽器は楽器とは言えないのである。民間同士なら金のやり取りは自由なので法律や前例にがんじがらめにされ亀のように動きが遅い行政の代わりに近くの富裕層(浜松市に本社がある楽器業者等)が楽器を寄付なり贈呈なりするのも一つの方法と言えるだろう。新しい楽器で新しい音色を奏でられる日は来るのか、今後に期待したい。
