感染症が落ち着いたら今度はマイナか、というぐらい毎日のようにマスコミが朝から晩までマイナマイナと報道しているが、実は足元で増えている感染症を報道すると行動制限の流れになり社員も番組が作れなくなるのでそれを隠したい意図があるのかもしれない。
で、マスコミは「カード返納者が増えてます」というように言っているが、実はこの問題の本質はマイナンバーと誤った情報が紐づけられているとか番号を打ち間違えてマイナポイントを違う人に付与しちゃったというのが中心であり、カードそのものの安全性を揺るがす問題では無い。なのでカードを作っていない人でも誤紐付けが発生している可能性はあるし、カードを返納したら紐付けが直るという事ではなくむしろ自分で確認できなくなるので問題が悪化する可能性すら秘めている。記録が照合できなくなり消えたという意味では令和版消えた年金問題という奴であり、河野大臣が本部長を務めるマイナ総本部が総点検するらしいが全件数を見きれるかは未知数だ。
厳密にはマイナンバーとマイナンバーカードは全く異なる物であるがマスコミがこれをごちゃ混ぜで報道しているのでマイナンバーカード=危険=返納みたいな流れになっているのである。マイナンバーカードの中身にはカード表面記載の情報しか入っておらず確かに第三者が拾うとマイナンバーを見る事は出来るが役所の人間でない限りそれを入力して保険情報を見たり年収を見たりする事はできない。マイナンバー(番号)と紐付く保険情報やマイナポイントの紐付けが誤っていたという話に過ぎず、このほとんどは人間による作業ミスであり、くれぐれもカード自体が危険とかICチップが危険とかカードの暗号化技術が甘いというような報道の仕方は辞めてもらいたい物である。
