静岡県、協議開始入り了承の衝撃 JR東海の社運掛けた取組み評価?

静岡県が、JR東海に対して東電との協議開始入りを「お願い」する文書を発出した。川勝知事を数年以上報道等でウォッチしてきた当方からすれば、JR東海に対して今まで迷惑千万等と叩きまくっていた県が「お願い」するのは史上初と言えるだろう。議会で自民議員が四面楚歌等として叩きまくっているが、自民もこの了承については素直に前進として認めるべきである。

これまでの社長は「2027年開業」「工事を認めるなら各種条件は飲む」「問題は起きない」「起きたとしたらその時対処するからとにかく引かせろ」みたいな考え方であったが、新社長は開業時期については明言せず丁寧な議論をしていく姿勢に徹している。リニアについてはあまり触らずそれ以外を徹底的に頑張るという方針のようで、急がば回れ・果報は寝て待てという典型例であろう。そしてアニメ等のコラボ・ぴよりんコラボ・無人店舗開業等、人を呼び地域を活性化する鉄道会社の模範かつ相応しい方向に金の使い方を変化させていて金は要らないから人を呼んでくれと言うのが静岡県の本音であり、人呼べば良いんならナンボでもやりまっせが東海の答えだろう。水の補償という名目で数百億もらえたとしても観光客が増えて市民の定住が進む事が自治体にとって一番の利益であり、その点を鑑みればそのような姿勢を取るのは当然で静岡県は毎年人口流出に苦しんでおりその一端は新幹線でありJR東海に責任がある点は否めずリニア開業で更なる人口減を懸念しているのだろう。ネット上では「何となく反対している」と良く言われているが、それは以前からそうであり、リニアそのものには賛成だが東海の経営方針が嫌だから反対しているのである。静岡県で得た売上を本社が吸い上げ静岡に止まる事がなく経済活性化に資さないリニアに投資する事に県民の代表が反対するのも理解出来る部分であるが、得た売上相当を地域に還元してくれるなら話はまた別という所で、最近の素晴らしい好循環を絶やす事なく継続される事を期待したい。